11月3日 (水) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 1 0 4 阪急 31勝51敗2分 0.378 天保義夫
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 西鉄 37勝36敗8分 0.507 近藤貞雄 重松通雄
勝利投手 天保義夫 11勝15敗
敗戦投手 近藤貞雄 5勝5敗
二塁打 (西)農人、野口二郎、富松
勝利打点 なし
天保義夫、完投で11勝目
阪急は3回、一死後中村栄が四球を選んで出塁、トップに返り山田伝の打席でピッチャー近藤貞雄からの牽制に一走中村が釣り出されて一二塁間で挟殺プレー、「1-3-6-1-4-1」と転送されるが最後に近藤が落球して中村は二塁に進み、山田は四球を選んで一死一二塁、上田藤夫の遊ゴロをショート濃人渉が一塁に悪送球する間に二走中村はホームインして1-0、カバーに走ったキャッチャー中村民雄が一塁に送球するとこれも悪送球、三塁に進んでいた一走山田もホームインして2-0、打者走者の上田は二塁に進み、高橋敏が中前にタイムリーを放って3-0とする。
西鉄は3回裏、先頭の鵜飼勉が四球を選んで出塁、近藤に代わる代打重松通雄は三振、トップに返り中村信一が四球を選んで一死一二塁、濃人がレフト戦に二塁打を放って1点返し1-3、野口二郎はストレートの四球で一死満塁、しかし野口明のとうごろで三走中村信一は本封、黒沢俊夫も三振に倒れて同点機を逸す。
西鉄は代打に出た重松がそのまま4回からマウンドに上がる。降板した近藤は3失点ながら自責点はゼロ。
4回~7回まで二番手重松の下手投げに無安打に抑えられてきた阪急は8回、先頭の山田が二前にプッシュバントを決めて出塁、山田が二盗に成功して無死二塁、上田がピッチャーとファーストの間に送りバント、一塁ベースががら空きとなってピッチャー重松がそのまま一塁ベースに駆け込んで上田はアウト、しかしこのプレーを見て三塁に進んでいた山田が一気にホームに駆け込み4-1とする。上田には犠打と打点が記録された。
天保義夫は7安打7四球5三振の完投で11勝目をマークする。
西鉄は相変わらず打撃好調であるがこの日は13残塁を記録。三番野口二郎は4残塁、四番野口明は3残塁、六番富松信彦は3残塁と、打線のつながりを欠いた。守備でも3回に3失策を記録して3失点、これが敗因となった。
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