11月2日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 阪神 41勝33敗6分 0.554 若林忠志
0 0 0 0 1 0 0 1 X 2 西鉄 37勝35敗8分 0.514 野口二郎
勝利投手 野口二郎 23勝12敗
敗戦投手 若林忠志 24勝13敗
二塁打 (西)富松
本塁打 (神)景浦 3号
勝利打点 なし
猛打賞 (西)野口明 3
景浦将、生涯最後のホームラン
阪神は2回、先頭の景浦将がレフトスタンドにホームランを叩き込んで1点を先制する。
西鉄は5回、先頭の富松信彦がライト線にに二塁打、中村民雄の遊ゴロの間に富松は三進、山田秀夫が中前に同点タイムリーを放って1-1とする。
西鉄は8回、一死後野口二郎が二遊間にヒット、野口明の右前打で一死一二塁、黒沢俊夫はストレートの四球を選んで一死満塁、富松の一ゴロの間に三走野口二郎が生還、これが決勝点となって西鉄が2対1で勝利する。
野口二郎は7安打1四球4三振の完投で若林忠志との投合いを制し23勝目をあげる。兄の野口明が4打数3安打で猛打賞を記録した。
1対1の同点で迎えた西鉄8回裏の攻撃、一死満塁から富松信彦の一ゴロの間に三走野口二郎が生還しているので、通常であれば富松に勝利打点が記録されるところですが、この一打で富松に打点が記録されていいないので当然にして勝利打点も記録されない。
異例なケースなので、「雑記」」欄の記載について詳しく説明させていただきます。
例によって山内以九士による判読し難い字で書かれていますので若干の推測も含まれます。富松の一ゴロは、ファースト景浦将がきちんと捕球していれば併殺又は本塁封殺が可能であったとされて富松に「打点」が記録されませんでした。ならばファースト景浦に「失策」が記録されるはずですが、打者走者の富松を避けたことによるものと判定されて景浦には「失策」は記録されていません。以上の経緯から、ピッチャー若林忠志にも「自責点」は記録されていません。ということで、当ブログが独自に算出している「勝利打点」も「なし」という結果となりました。
景浦将が放った第3号ホームランは、戦前最強のスラッガーとも言われる景浦にとって、生涯最後のホームランとなった。
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