10月11日 (月) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 南海 24勝46敗2分 0.343 丸山二三雄
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪神 34勝28敗6分 0.548 若林忠志
勝利投手 丸山二三雄 5勝16敗
敗戦投手 若林忠志 20勝10敗
二塁打 (南)丸山
勝利打点 丸山二三雄 2
丸山二三雄、自らの勝利打点で完投勝利
阪神は初回、一死後金田正泰が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、藤村冨美男の二塁内野安打で一死一二塁、景浦将の中前タイムリーで1点を先制、バックホームの間に景浦は二塁に進み、門前真佐人は歩かされて一死満塁、しかし玉置玉一のニゴロが「4-6-3」と渡ってダブルプレー。阪神としては追加点が欲しかったところ。
南海は2回、先頭の岡村俊昭がツーツーから3球ファウルで粘って右前打、堀井数男の遊ゴロをショート武智修がエラーして無死一二塁、中野正雄が送りバントを決めて一死二三塁、八木進の二ゴロの間に三走岡村が還って1-1の同点、丸山二三雄が左前に逆転タイムリーを放って2-1とリードを奪う。
南海はこの後5回まで無安打。6回も無安打であったが3つの四球を奪い二死満塁としたが、八木が中飛に倒れて無得点。9回は一死後八木が左前打で出塁、丸山が左中間に二塁打を放って一死二三塁、増田敏の二ゴロで三走八木がホームに突っ込むがセカンド藤村冨美男からのバックホームにタッチアウト、トップに返り猪子利男も右飛に倒れて無得点。
南海先発の丸山二三雄は2回以降阪神打線を無得点に抑え、7安打2四球2三振1失点の完投で5勝目をあげる。勝利打点も記録して投打に活躍した。
今季京阪商業から南海入りした丸山は戦後も南海で活躍を続け、南海がグレートリングと称した昭和21年には25勝をあげて南海の初優勝に貢献することとなる。この年、別所は19勝に終わっており、MVPにはプレイイングマネージャーの山本一人が選出されたが、丸山が戦後初のMVPに輝いてもおかしくはなかった。
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