10月11日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 1 2 0 4 名軍 37勝24敗7分 0.607 野口正明
0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 朝日 36勝29敗6分 0.554 真田重蔵
勝利投手 野口正明 7勝3敗
敗戦投手 真田重蔵 11勝11敗
本塁打 (朝)小林章良 1号
野口正明、完投で7勝目
名古屋は2回、先頭の吉田猪佐喜が右前打で出塁、加藤正二が中前打で続き、岩本章が送って一死二三塁、芳賀直一の一ゴロで三走吉田がホームに突っ込みファースト森本清三がバックホーム、タイミングはアウトであったがキャッチャー小林章良が落球して1点を先制、芳賀には打点は記録されていない。
名古屋は7回、先頭の岩本が四球で出塁、芳賀が送って一死二塁、藤原鉄之助の二ゴロが進塁打となって二死三塁、野口正明の一塁内野安打で岩本が還り2-0、藤原の進塁打が効いた。
朝日ベンチは、7回の第三打席で2打席連続二飛に倒れた大友一明に代えて8回の守備から野本良雄をセカンドに入れるが、これが裏目に出た。
名古屋は8回、一死後小鶴誠が中前打、吉田が右前打で続き、加藤の二ゴロを野本がエラーして一死満塁、岩本の遊ゴロは6-4-3」と転送されるがセカンド野本からの一塁送球が悪送球となり、三走小鶴に続いて二走吉田もホームに還り4-0、岩本には1打点が記録される。
名古屋先発の野口正明は5回まで三者凡退を続けるパーフェクトピッチング。6回、一死後早川平一の三ゴロをサード小鶴がエラーして初めての走者を出し、真田重蔵を左飛に打ち取るが、トップに返り坪内道則には中前に初ヒットを許して二死一二塁、しかし森本を左飛に打ち取り無失点。
朝日は7回、先頭の酒沢政夫が四球で出塁、続く中谷の右飛で「9-4-6」の併殺が記録される。ライト岩本からの返球にミスがあり、一走酒沢がタッチアップから二塁に走るが、白球を拾い上げたセカンド石丸藤吉が二塁ベースカバーのショート芳賀に送球してタッチアウトとなったものでしょう。
朝日は9回、先頭の森本がライト線にヒット、酒沢の一ゴロでランナーが入れ替わり、中谷はセンターライナーに倒れて二死一塁、ここで小林章良がレフトポール際にライナーで飛び込むツーランホームランを放ち2-4とするが反撃もここまで。
野口正明は4安打2四球2三振の完投で7勝目をあげる。
初回にタイムリーエラーを犯した小林章良が汚名返上のツーランホームランを放った。小林は通算28本の本塁打を記録することとなるが、そのうち27本は昭和26年以降のもので、戦前に放った本塁打はこの日の1本だけとなる。
*昭和26年松竹ロビンス選手名鑑に書かれた小林章良の直筆サイン。
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返信削除コメントありがとうございます。当時のスコアカードを解読して実況中継させていただいております。
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