10月3日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 巨人 45勝23敗2分 0.662 藤本英雄
1 0 0 0 1 0 2 1 X 5 朝日 36勝27敗6分 0.571 内藤幸三
勝利投手 内藤幸三 7勝9敗
敗戦投手 藤本英雄 30勝9敗
二塁打 (朝)森本2、中谷、田中
勝利打点 酒沢政夫 2
坪内道則、サイクルスチール
朝日は初回、先頭の坪内道則がセーフティバントを試みるがピッチャー藤本英雄が巧く捌いて一塁アウト、続く森本清三が右越え二塁打、パスボールで森本は三進、酒沢政夫のニゴロで三走森本がホームに突っ込み、セカンド坂本茂がバックホームするがセーフ、野選が記録されて1点を先制する。
朝日は5回、二死後坪内がストレートの四球を選んで出塁、続く森本の打席で坪内が二盗、三盗を決め、森本が四球を選んで二死一三塁、ここで森本がスタート、キャチャー多田文久三が二塁に送球すると三走坪内もスタート、ダブルスチールが決まって2-0、坪内は二盗、三盗、本盗を決めて「サイクルスチール」を達成した。二死二塁から森本も三盗を決め、酒沢がストレートの四球で歩いて再び二死一三塁、又もダブルスチールを敢行するが今度は「2-6-2」と送球されて森本は本塁タッチアウト、二盗、三盗を決めた森本の本盗は成らず、1イニング2人のサイクルスチールは幻に終わったが、朝日は1イニング5盗塁を記録した。
巨人は6回、先頭の坂本が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り呉昌征が送って一死二塁、白石敏男の一塁内野安打で1点返して1-2とする。続く中島治康のニゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
朝日は7回、先頭の田中雅治がストレートの四球を選んで出塁、早川平一が送って一死二塁、内藤幸三の二遊間ヒットで一死一三塁、内藤が二盗を決めて一死二三塁、トップに返り坪内の投ゴロで三走田中が飛び出すと藤本はキャッチャー多田に送球、多田が田中を三塁ベースに追い詰めてタッチアウト、この間に二走内藤は三塁に達し、打者走者の坪内も二塁に進む。記録は「1-2C」となっているが、雪隠詰めだと田中に占有権があるので内藤がアウトになる。このケースでは田中がアウトになっているので三塁ベース手前で多田がタッチアウトにしたことになる。多田としてはピッチャー内藤を走者に残すことを選択したと考えられる。ということで二死二三塁、森本が左中間に二塁打を放って4-1と突き放す。
朝日は8回、中谷順次がレフト線に二塁打、小林章良の右邪飛で中谷がタッチアップから三進、大友一明は投ゴロに倒れて二死三塁、10月1日の南海戦で鮮烈なデビューを飾った田中雅治が右中間二塁打を放って5-1としてダメ押す。
内藤幸三は6安打3四球7三振の完投で7勝目をあげる。内藤は今季巨人戦中心に起用されておりこの10回戦で7度目の先発、ここまで0勝5敗であったが今季巨人戦初勝利をあげた。竹内愛一監督は昭和11年に沢村を上回る奪三振を記録した「元祖・巨人キラー」を高く評価している。
森本清三が3打数2安打二塁打2本で2打点、田中雅治が3打数1安打二塁打1本で1打点と、この日も「海草コンビ」が大活躍。坪内がサイクルスチールを決めるなど1イニング5盗塁もあり、朝日が快勝した。
*5回に坪内がサイクルスチールを達成した場面。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 巨人 45勝23敗2分 0.662 藤本英雄
1 0 0 0 1 0 2 1 X 5 朝日 36勝27敗6分 0.571 内藤幸三
勝利投手 内藤幸三 7勝9敗
敗戦投手 藤本英雄 30勝9敗
二塁打 (朝)森本2、中谷、田中
勝利打点 酒沢政夫 2
坪内道則、サイクルスチール
朝日は初回、先頭の坪内道則がセーフティバントを試みるがピッチャー藤本英雄が巧く捌いて一塁アウト、続く森本清三が右越え二塁打、パスボールで森本は三進、酒沢政夫のニゴロで三走森本がホームに突っ込み、セカンド坂本茂がバックホームするがセーフ、野選が記録されて1点を先制する。
朝日は5回、二死後坪内がストレートの四球を選んで出塁、続く森本の打席で坪内が二盗、三盗を決め、森本が四球を選んで二死一三塁、ここで森本がスタート、キャチャー多田文久三が二塁に送球すると三走坪内もスタート、ダブルスチールが決まって2-0、坪内は二盗、三盗、本盗を決めて「サイクルスチール」を達成した。二死二塁から森本も三盗を決め、酒沢がストレートの四球で歩いて再び二死一三塁、又もダブルスチールを敢行するが今度は「2-6-2」と送球されて森本は本塁タッチアウト、二盗、三盗を決めた森本の本盗は成らず、1イニング2人のサイクルスチールは幻に終わったが、朝日は1イニング5盗塁を記録した。
巨人は6回、先頭の坂本が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り呉昌征が送って一死二塁、白石敏男の一塁内野安打で1点返して1-2とする。続く中島治康のニゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
朝日は7回、先頭の田中雅治がストレートの四球を選んで出塁、早川平一が送って一死二塁、内藤幸三の二遊間ヒットで一死一三塁、内藤が二盗を決めて一死二三塁、トップに返り坪内の投ゴロで三走田中が飛び出すと藤本はキャッチャー多田に送球、多田が田中を三塁ベースに追い詰めてタッチアウト、この間に二走内藤は三塁に達し、打者走者の坪内も二塁に進む。記録は「1-2C」となっているが、雪隠詰めだと田中に占有権があるので内藤がアウトになる。このケースでは田中がアウトになっているので三塁ベース手前で多田がタッチアウトにしたことになる。多田としてはピッチャー内藤を走者に残すことを選択したと考えられる。ということで二死二三塁、森本が左中間に二塁打を放って4-1と突き放す。
朝日は8回、中谷順次がレフト線に二塁打、小林章良の右邪飛で中谷がタッチアップから三進、大友一明は投ゴロに倒れて二死三塁、10月1日の南海戦で鮮烈なデビューを飾った田中雅治が右中間二塁打を放って5-1としてダメ押す。
内藤幸三は6安打3四球7三振の完投で7勝目をあげる。内藤は今季巨人戦中心に起用されておりこの10回戦で7度目の先発、ここまで0勝5敗であったが今季巨人戦初勝利をあげた。竹内愛一監督は昭和11年に沢村を上回る奪三振を記録した「元祖・巨人キラー」を高く評価している。
森本清三が3打数2安打二塁打2本で2打点、田中雅治が3打数1安打二塁打1本で1打点と、この日も「海草コンビ」が大活躍。坪内がサイクルスチールを決めるなど1イニング5盗塁もあり、朝日が快勝した。
*5回に坪内がサイクルスチールを達成した場面。
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