10月1日 (金) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪急 24勝43敗2分 0.358 丸尾千年次 江田孝
1 0 0 0 2 3 0 0 X 6 巨人 45勝22敗2分 0.672 須田博 藤本英雄
勝利投手 須田博 7勝3敗
敗戦投手 江田孝 4勝5敗
セーブ 藤本英雄 2
三塁打 (巨)伊藤
勝利打点 多田文久三 4
須田博復活!
巨人は病気欠場から復帰した須田博が5月30日以来の登板となる先発。多田文久三も9月15日以来のスタメンマスク。青田昇は六番セカンドで出場するが、青田がセカンドを守るのは戦前戦後を通じて一リーグ時代ではこの試合のみとなる(スタメンアーカイブ様参照)。
阪急は初回、先頭の山田伝が四球を選んで出塁、上田藤夫の左前打で無死一二塁、下社邦男も中前打を放って無死満塁、三木久一は三振、松本利一のニゴロ併殺崩れの間に三走山田が還って1点を先制、二死一三塁から須田がワイルドピッチを犯して三走上田が還り2-0とする。
巨人は1回裏、先頭の呉昌征が四球で出塁、白石敏男もストレートの四球で無死一二塁、続く小暮力三のカウントがツーボールナッシングとなったところで阪急ベンチは先発の丸尾千年次から江田孝にスイッチ、小暮はツースリーから三振、この時ダブルスチールが掛かっていたがキャッチャー安田信夫が三塁に送球して呉は盗塁失敗、二塁に進んだ白石には盗塁は記録されない。二死二塁から伊藤健太郎が中前にタイムリーを放って1-2とする。
初回乱れた須田は2回以降試合勘を取り戻し、5回まで無失点。
巨人は5回裏、先頭の呉がセンター左にヒットを放つと二盗に成功、白石が送りバントを決めて一死三塁、小暮が四球を選び、伊藤は浅い中飛に倒れて二死一三塁、小暮が二盗を決め、中島治康が四球を選んで二死満塁、5回表の守備から青田に代わってセカンドに入っている坂本茂の三ゴロをサード伊藤健一がエラーする間に三走呉が還って2-2の同点、多田文久三がストレートの押出し四球を選んで3-2と逆転する。
リードを奪った巨人は6回から須田に代えて藤本英雄をマウンドに送って逃げ込みを図る。
巨人は6回裏、先頭の藤本が中前打で出塁、トップに返り呉が三塁線にバントヒットを決めて無死一二塁、白石の二ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、ここで小暮に代わって代打に沢村栄治が登場、沢村が期待に応えて中前にタイムリーを放ち三走藤本を迎え入れて4-2、伊藤健太郎が右中間に三塁打を放って6-2として試合を決める。
須田博は5イニングを投げて3安打3四球4三振2失点、リリーフの藤本英雄が4イニングを2安打1四球1三振無失点に抑え、須田が5月23日以来の勝利投手となって7勝目をあげる。半月ぶりの出場となった多田文久三が押出し四球で勝利打点を記録する。
沢村栄治が6回に代打で出場し中前にライナーで弾き返すタイムリーヒットを放った。沢村の最後のヒット、最後の打点となる。
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