2017年8月15日火曜日

18年 阪急vs南海 12回戦


10月3日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 阪急 25勝43敗2分 0.368 天保義夫
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 23勝45敗2分 0.338 丸山二三雄

勝利投手 天保義夫     9勝12敗
敗戦投手 丸山二三雄 4勝16敗

二塁打 (急)三木 (南)丸山

勝利打点 なし


天保義夫、完投で9勝目

 阪急と南海のシーズン最終戦。

 阪急は初回、先頭の山田伝がストレートの四球を選ぶと二盗に成功、上田藤夫のニゴロが進塁打となって一死三塁、下社邦男は浅い中飛に倒れるが、三木久一がレフト戦に二塁打を放って1点を先制する。

 南海は2回、先頭の丸山二三雄が右中間に二塁打、荒木正の一塁線バントをファースト笠石徳五郎が三塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一三塁、荒木の二盗をキャッチャー池田久之が刺して一死三塁、増田敏の遊ゴロの間に三走丸山が還って1-1の同点とする。

 阪急は7回、池田と天保義夫が連続三振、伊藤健一が四球を選んで出塁、中村栄も四球で二死一二塁、ここでピッチャー丸山が二塁に牽制悪送球、二走伊藤が三塁に走り、白球を拾ったセカンド増田が三塁に送球するがこれも悪送球、伊藤はホームに還って2-1と勝ち越す。ダブルエラーであげた1点が決勝点となった。

 天保義夫は7安打4四球3三振の完投で9勝目をあげる。走者を出しながらのピッチングであったが、7回、8回、9回と併殺で切り抜けた。

 南海はこの試合に勝てば阪急と同率七位に並ぶチャンスであったが、阪急が最下位南海を突き放す形となった。

 今季の対戦成績は阪急が9勝3敗と圧倒した。天保が春季と秋季に3勝ずつで計6勝、江田孝が夏季リーグ戦の7月11日と18日が完封、25日が自責点ゼロの完投で3勝を記録した。天保は今季ここまで9勝のうち6勝を南海戦で稼いだことになる。南海では清水秀雄、長沼要男、丸山二三雄が1勝ずつ、別所が0勝4敗と通用しなかったことが大きく負け越した原因となった。 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿