10月11日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 2 0 0 0 4 大和 30勝32敗6分 0.484 畑福俊英
0 0 0 0 1 0 2 0 0 3 阪急 26勝44敗2分 0.371 天保義夫 笠松実
勝利投手 畑福俊英 11勝5敗
敗戦投手 天保義夫 9勝13敗
二塁打 (急)山田
勝利打点 小松原博喜 5
猛打賞 (急)上田藤夫 2
畑福俊英、最後の勝利
大和は4回、先頭の小島利男がセンターにクリーンヒット、高橋吉雄はストレートの四球で無死一二塁、鈴木秀雄が一塁線に送りバントを決めて一死二三塁、小松原博喜が右前に先制タイムリー、ライト三木久一がエラーする間に二走高橋も還ってこの回2点を先制、小松原には1打点が記録された。
阪急は5回、一死後中村栄がショートに内野安打、トップに返り山田伝は右邪飛に倒れ、中村が二盗を決めて上田藤夫は四球、二死一二塁から下社邦男が左前にタイムリーを放ち1-2と詰め寄る。
阪急は6回から先発の天保に代えて笠松実をマウンドに送る。
大和は6回、先頭の小松原が四球で出塁、畑福俊英の一塁線バントをファースト松本利一が一塁に悪送球して無死一二塁、呉新亨が送りバントを決めて一死二三塁、トップに返り木村孝平が中前にタイムリーを放って3-1、二死一三塁となってダブルスチールを敢行、三走畑福がホームスチールを決めて4-1と突き放す。
阪急は7回、先頭の伊藤健一がストレートの四球で出塁、中村は右飛に倒れるが、トップに返り山田もストレートの四球、上田の右前打で一死満塁、下社の当り損ねの投ゴロをピッチャー畑福がバックホームするがセーフ、野選が記録されて2-4、三木が左前にタイムリーを放って3-4、三木が一塁ベースをオーバーランするが前の走者は走っておらず、レフト小松原からのバックホームを捕球したキャッチャー鈴木がピッチャー畑福に送球、畑福からファースト金子裕に転送されて「7-2-1-3」でタッチアウト、松本が三振に倒れて阪急は同点機を逸す。
畑福俊英は9安打5四球3三振で粘りの完投、11勝目をあげる。結果的に、自らのホームスチールであげた4点目が事実上の決勝点となる。波乱の野球人生を歩んだ畑福にとって、この試合がプロ生活最後の勝利となった。
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