2017年4月29日土曜日

18年 阪急vs西鉄 8回戦


8月15日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 阪急 19勝35敗2分 0.352 笠松実 天保義夫
0 4 0 6 0 0 0 0 X 10 西鉄 22勝29敗5分 0.431 重松通雄 近藤貞雄

勝利投手 近藤貞雄 3勝2敗
敗戦投手 笠松実     5勝6敗

二塁打 (西)濃人、黒沢

勝利打点 山田秀夫 3

猛打賞 (西)黒沢俊夫 1


西鉄、又も14安打で6連勝!

 阪急は初回、二死後下社邦男が四球を選んで出塁、三木久一の左前打で二死一二塁、池田久之の当りは二塁への内野安打、三塁に達した二走下社が一気にホームを狙うが、セカンド鵜飼勉が冷静にバックホームしてタッチアウト。

 西鉄は1回裏、一死後濃人渉が左中間に二塁打、野口二郎は左飛に倒れて二死二塁、野口明の中前打で二走濃人は三塁ベースを蹴ってホームに突っ込むが、センター山田伝からのバックホームにタッチアウト。


 初回は両軍本塁寸前で先制点得点を逃した。


 西鉄は2回、先頭の中村民雄が二遊間に内野安打、黒沢俊夫の右前打で無死一二塁、山田秀夫がライト線に先制タイムリーを放って1-0、一走中村民雄は三塁に進み、打者走者の山田も送球の間に二塁を陥れて無死二三塁、重松通雄の遊撃内野安打がタイムリーとなって2-0、鵜飼勉もレフト線にタイムリーを放ち3-0として阪急先発の笠松実をKO、二番手として天保義夫がマウンドに上がり、トップに返って中村信一は右飛、濃人渉は三邪飛に倒れるが、野口二郎がレフト線にタイムリーを放ちこの回4点を先制して試合の主導権を握る。


 4点リードを奪ったところで西鉄は3回から先発の重松通雄に代えて近藤貞雄をマウンドに送り込む。


 西鉄は4回、一死後鵜飼の当りは三ゴロ、これをサード三木久一がエラー、トップに返り中村信一はショートへの内野安打、濃人は中飛に倒れて二死一二塁、野口二郎の三ゴロでチェンジ、と思われたが又もサード三木がエラーして二死満塁、野口明の二ゴロをセカンド上田藤夫が一塁に送球して今度こそチェンジ、と思われたがファースト松本利一が落球、三走鵜飼がホームに還って5-0、中村民雄が左前にタイムリーを放って6-0、黒沢の左中間二塁打で二者還って8-0、山田が左前に2打席連続となるタイムリーを放って9-0、近藤の遊ゴロをショート伊藤健一が一塁に悪送球する間に三走黒沢が還って10-0、一走山田も三塁に向かうが、ファースト松本からの送球にタッチアウト。


 西鉄はこの回6点を奪ったが天保義夫の自責点はゼロ、野口二郎の三ゴロエラーが二死からなので、以降の得点には自責点が付かない。


 西鉄二番手の近藤貞雄は7イニングを2安打3四球無三振無失点、重松通雄との完封リレーとなった。


 西鉄はこれで6連勝を記録して夏季シーズンを終了した。この間、野口二郎と近藤貞雄が3勝ずつを記録している。とにかく打線が好調でこの日も14安打、6試合で66安打31得点、14安打の試合が3試合含まれている。黒沢俊夫の打棒が復活して、山田秀夫や鵜飼勉などの脇役陣も好調を持続、大黒柱の野口二郎が肘の故障から復活して調子を上げてきており、秋季は台風の目になるのではないか。



0 件のコメント:

コメントを投稿