2017年4月9日日曜日

18年 阪神vs巨人 7回戦


8月8日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神 25勝23敗4分 0.521 若林忠志
1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 巨人 34勝17敗2分 0.667 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 21勝6敗
敗戦投手 若林忠志 15勝8敗

三塁打 (巨)永沢富士雄

勝利打点 青田昇 8


藤本英雄、今季8度目の完封

 巨人は藤本英雄が中5日で満を持しての先発。阪神は若林忠志監督で応戦する。

 巨人は初回、先頭の呉昌征の当りは二ゴロ、セカンド乾国雄からの送球をファースト門前真佐人が後逸して呉は二塁に進み、白石敏男は中飛に倒れるが、小暮力三の中前打で一死一三塁、青田昇の二ゴロ併殺崩れの間に三走呉が還って1点を先制する。中島治康監督が右前打で続くが、多田文久三は遊ゴロに倒れてこの回1点止まり。中島のヒットは7月16日以来である。


 このスミ一を藤本が守り抜いた。


 阪神は初回、一死後塚本博睦が左前打で出塁、玉置玉一のカウントがツースリーとなって塚本はスタート、玉置は三振に倒れるが二塁はセーフで塚本が二盗、景浦将に対して初球ボール、2球目ファウル、藤本はクサいところを突いてボールが続き景浦を歩かせ、田中義雄は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。塚本が動かなければ景浦と勝負になって結果は違っていたかもしれない。
 阪神は2回、先頭の武智修が中前打で出塁、トップに返り山口政信は右飛、塚本の遊ゴロでランナーが入れ替わり、塚本が二盗を試みるがキャッチャー多田文久三からの送球にタッチアウト。


 藤本は4回~8回を無安打ピッチング。


 阪神は9回、先頭の塚本が二塁に内野安打、玉置が送って一死二塁と最後の反撃を試みるが、景浦は遊ゴロ、田中も投ゴロに倒れて藤本を崩せなかった。


 藤本英雄は3安打2四球2三振で今季8度目の完封、21勝目をあげる。初回の二死二塁の場面では景浦との勝負を避けたが、最終回の一死二塁の場面では景浦と勝負。初回は冷静に判断し、最終回は気迫のこもったピッチングであった。


 巨人はこれで10連勝、首位固めに入ってきた。藤本は8連勝、巨人の10連勝は川畑博の2勝と藤本の8勝で構成されている。


 好調な打線の中で一人不振に喘ぐ中島治康監督にも約3週間ぶりにヒットが出た。



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