8月14日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 2 0 1 0 0 0 0 1 6 西鉄 21勝29敗5分 0.420 野口二郎
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 南海 20勝34敗1分 0.370 丸山二三雄 長沼要男
勝利投手 野口二郎 13勝10敗
敗戦投手 丸山二三雄 3勝11敗
三塁打 (西)野口明
勝利打点 野口明 5
快進撃西鉄5連勝
西鉄は初回、先頭の中村信一が四球を選んで出塁、濃人渉の左前打で無死一二塁、野口二郎の当りはファーストライナー、ファーストの中野正雄が二塁に送球して二走中村は戻れずダブルプレー、二死一塁となるが、野口明が中越えに三塁打を放って一走濃人が生還、センター猪子利男からの返球が悪送球となる間に打者走者の野口明も還ってこの回2点を先制する。
西鉄は2回、先頭の黒沢俊夫が右前打、富松信彦が四球を選んでこの回も無死一二塁、南海ベンチはここで早くも先発の丸山二三雄から長沼要男にスイッチ、山田秀夫が送って一死二三塁、鵜飼勉が中前に2点タイムリーを放って4-0と大きくリードする。
西鉄は4回、先頭の富松信彦が四球で出塁、山田の左前打で富松は一気に三塁を陥れ、送球の隙に二塁を狙った打者走者の山田は「8-6-4」と転送されて二塁タッチアウト、鵜飼がストレートの四球を選んで一死一三塁、トップに返り中村の左犠飛で5-0と更にリードを広げる。
南海は4回裏、先頭の岡村俊昭が右前打で出塁、中野の三ゴロをサード中村信一がエラー、二死後長沼要男が右前にタイムリーを放って1点返し1-5とする。
西鉄は9回、先頭の中村信一の当りは一二塁間へのゴロ、ファースト中野がベースカバーに入ったピッチャー長沼要男に送球するがタイミングはセーフでしかも悪送球、中村は二塁に進み、濃人の中前打で無死一三塁、野口二郎の左犠飛で6-1とダメ押す。
復調著しい野口二郎は4安打2四球3三振1失点、自責点ゼロの完投で13勝目をあげる。
西鉄はこれで5連勝、この間、野口二郎が3勝2セーブを記録している。
この試合の殊勲者は先制&決勝の三塁打を放って勝利打点を記録した野口明であるが、2回に試合を決める追撃タイムリーを放った鵜飼勉が「並列の殊勲者」となる。
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