8月7日 (土) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 1 0 2 4 西鉄 18勝29敗5分 0.383 野口二郎
1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 朝日 29勝21敗2分 0.580 林安夫 真田重蔵
勝利投手 野口二郎 11勝10敗
敗戦投手 真田重蔵 7勝8敗
二塁打 (西)中村民雄 (朝)早川、酒沢
三塁打 (西)野口明
勝利打点 中村民雄 3
猛打賞 (西)中村民雄(4安打) 1、濃人渉 2
中村民雄4安打
朝日は初回、先頭の坪内道則が左前打で出塁、酒沢政夫は三振に倒れるが、中谷順次の打席で坪内が二盗に成功、中谷は三ゴロ、サード中村信一からの一塁送球の隙を突いて、二走坪内は三塁から一気にホームを突いてホームイン、1点を先制する。
西鉄は5回まで毎回安打ながら無得点。
西鉄は6回、一死後野口明が左中間を深々と破る三塁打、中村民雄が右前に同点タイムリーを放って1-1と追い付く。更に富松信彦も中前打で続き、黒沢俊夫の右直をライト浅原直人が落球して一死満塁、しかし北浦三男は三振、鵜飼勉は二ゴロに倒れて同点止まり。
西鉄は7回、一死後濃人渉が左前打で出塁、野口二郎も左前打で一死一二塁、野口明は三邪飛に倒れるが、中村民雄がレフト線に二塁打を放って2-1と勝ち越す。
西鉄は9回、先頭の濃人が中前打、野口二郎の右前打で無死一三塁、野口明の左飛をレフト早川平一が落球する間に三走濃人が還って3-1、中村民雄の左前打で無死満塁、富松は遊飛に倒れるが、黒沢の中犠飛で4-1とリードを広げる。
朝日は9回裏、一死後酒沢がライトに二塁打、中谷の三ゴロの間に酒沢は三進、浅原の左前タイムリーで2-4とするが反撃もここまで。
野口二郎は4安打2四球3三振の完投で11勝目をあげる。野口の自伝によると、この年は春から肘に電気が走る状態で前半は調子が出なかったが、後半持ち直したとのこと。今後は、野口二郎の戦前最後の快投が見られるかもしれない。
西鉄5回の攻撃で、好調山田秀夫が頭に死球を受けて代走に北浦三男が起用された。山田は明日の試合を欠場することとなるが、その次の試合からグラウンドに元気な姿を見せることとなる。
中村民雄が4安打を記録し、同点打と決勝打を放つ活躍を見せた。中村は熊本工業で吉原と川上の先輩に当たり、戦後は熊本工業の監督として母校を甲子園に導くこととなる。
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