2017年4月15日土曜日

18年 巨人vs南海 8回戦


8月10日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 2 0 0 0 0 1 0 4 巨人 35勝17敗2分 0.673 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 20勝32敗1分 0.385 長沼要男

勝利投手 藤本英雄 22勝6敗
敗戦投手 長沼要男   3勝6敗

勝利打点 小暮力三 1

藤本英雄、3試合連続完封

 巨人は初回、先頭の呉昌征が一塁への内野安打から二盗に成功、白石敏男の遊ゴロの間に呉は三進、小暮力三の右犠飛で1点を先制する。

 巨人は3回、先頭の小池繁雄がストレートの四球で出塁、坂本茂の右前打で無死一三塁、ここで坂本が二盗に成功、キャッチャー荒木正が二塁に送球すると三走小池がディレード気味にスタート、ショート長谷川善三はサード鈴木芳太郎に送球して小池は三本間に挟まれ、「2-6-5-2-5-1」と転送されるが、サード鈴木の送球が小池に当たり小池は生還、三塁に達していた坂本も還って3-0とする。


 巨人は8回、先頭の呉が中前打で出塁するとこの日2個目の盗塁に成功、白石の二遊間ヒットがタイムリーとなって4-0として試合を決める。


 藤本英雄はこの日も快調なピッチング、2安打1四球6三振で3試合連続、今季9度目の完封で22勝目をあげる。


 呉昌征が2個の盗塁を決めて共に得点に結びつけた。


 呉は5月2日の阪神戦で門前真佐人に刺されてからは、24回連続盗塁成功を続けている。昭和18年の山田伝と呉昌征の盗塁王争いは、一リーグ時代最もハイレベルな争いとなる。山田はここまで42個、呉はこの日で31個。呉はここまで盗塁失敗が僅かに2回で山田は6回。しかし山田は一試合3盗塁が4回あるが呉は1回だけ。成功率では呉昌征に凱歌が上がるが、爆発力では山田伝が上回っている。



0 件のコメント:

コメントを投稿