10月18日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 朝日 38勝46敗6分 0.452 林安夫
0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 1X 3 阪急 45勝41敗5分 0.523 笠松実 森弘太郎
勝利投手 森弘太郎 19勝16敗
敗戦投手 林安夫 24勝21敗
勝利打点 小田野柏 1
小田野柏、サヨナラ打
5回まで両軍無得点。阪急は二塁も踏めなかったが、朝日は2回、3回とスコアリングポジションに走者を送りながら得点できなかった。
阪急は6回、二死後上田藤夫が四球を選んで出塁、黒田健吾のレフト線ヒットで上田は三塁に進み、黒田も二盗を決めて二死二三塁、ここで山下好一が中前に2点タイムリーを放ち2-0とする。
朝日は7回、先頭の浅原直人が左前打で出塁、阪急ベンチはここで先発の笠松実から森弘太郎にスイッチ、続く岩田次男の打席で浅原が二盗に成功、岩田のカウントがツースリーとなったところで阪急はレフト山下好一とライト小田野柏を入れ替えた。岩田が四球を選んで無死一二塁、林安夫の遊ゴロで岩田は二封、林が二盗を決めて一死二三塁、早川平一に代わる代打内藤幸三の二ゴロで三走浅原がホームに突っ込みセカンド上田がバックホーム、タイミングはアウトであったがキャッチャー日比野武が後逸して浅原はホームイン、更に二走林もホームに還って2-2の同点に追い付く。阪急はキャッチャーを日比野から池田久之に交代。
この後リリーフの森は10回まで朝日打線を無安打に抑える。朝日先発の林も7回から10回まで阪急打線を無安打に抑えて試合は膠着状態に陥った。
朝日は11回表、一死後広田修三が左前打、浅原も左前打で続いて一死一二塁、続く岩田次男の打球はショートライナー、二走広田は一発を狙ってスタートを切ったが「6-4」と送られてダブルプレー。ボールの飛ばない当時は外野の守備位置が浅く、ワンヒットで得点が難しかったので広田の走塁は一概には責められない。とは言え、この一打が明暗を分けた。
阪急は11回裏、二死後黒田が中前打で出塁、山下好一が右前打で続いて二死一二塁、ここで小田野柏が中前にサヨナラ打を放ち試合を決めた。
森弘太郎は5イニングを2安打1四球2三振1失点に抑えて19勝目をあげる。
林安夫は10回3分の2を完投して7安打1四球3三振であった。
10月15日に戦場から帰還後初勝利をあげた小田野柏が、この日は外野に入ってサヨナラ打を放つ活躍を見せた。帰還兵の活躍はよく見られるが、小田野も例外ではなかった。
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