10月19日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 大和 22勝58敗10分 0.275 広島清美
0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 巨人 63勝25敗4分 0.716 藤本英雄
勝利投手 藤本英雄 5勝0敗
敗戦投手 広島清美 0勝2敗
本塁打 (巨)中島 7号
勝利打点 中島治康 17
広島清美1四球ピッチング
大和は3回、先頭の山田潔がストレートの四球で出塁、トップに返り渡辺絢吾の投前バントをピッチャー藤本英雄が二塁に悪送球、一走山田は三塁に進んで無死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。「雑記」欄には「二塁をカバーするものなく重盗を成功せしめた。」と書かれている。二遊間のミスであった可能性が高い。
巨人は4回、先頭の白石敏男が四球を選んで出塁、楠安夫は遊飛に倒れるが、中島治康がレフトスタンドに逆転ツーランを叩き込んで2-1とする。これが決勝打となった。
藤本英雄は小松原博喜に許した2安打のみに抑えて1失点、自責点ゼロの完投で入団以来5連勝を飾る。但し、投球内容は芳しくなかったようで、翌日の読売新聞によると「藤本には初陣当時の球速がない。あるいは相手を軽く見て調子を落としているのかもしれぬ。」とのこと。
一方、大和戦発の広島清美は中島に一発を浴びたものの8回を完投して4安打1四球3三振の好投を見せた。この試合は59分で終了したが、この要因は四球乱発の藤本英雄ではなく、1四球に抑えた広島清美の快投にあった。巨人を完封していた可能性もあり、返す返すも中島に浴びた一発が痛かった。
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