11月12日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 1 0 1 4 阪急 19勝14敗2分 0.576 宮武三郎 浅野勝三郎
1 0 0 0 1 1 0 3 X 6 タイガース 23勝12敗 0.657 御園生崇男
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 1 0 1 4 阪急 19勝14敗2分 0.576 宮武三郎 浅野勝三郎
1 0 0 0 1 1 0 3 X 6 タイガース 23勝12敗 0.657 御園生崇男
勝利投手 御園生崇男 11勝5敗
敗戦投手 宮武三郎 5勝4敗
二塁打 (タ)松木、奈良
三塁打 (タ)田中
本塁打 (タ)松廣 1号
御園生崇男、完投で11勝目
全日本選手権の相手が正式にジャイアンツに決定したタイガースは阪急キラー御園生崇男が先発。一方、阪急は宮武三郎の先発で応戦する。
阪急は初回、先頭の西村正夫が四球で出塁、フランク山田伝は中飛に倒れるが黒田健吾の右前打で一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。
タイガースは1回裏、先頭の松木謙治郎が左翼線にヒット、本堂保次は左飛に倒れるが藤村富美男四球、山口政信の遊ゴロをショート上田藤夫がエラーして一死満塁、伊賀上良平がツースリーから押出し四球を選んで1-1の同点とする。
阪急は3回、この回先頭の山田が四球を選んで出塁、黒田の三ゴロで山田が二進、山下好一は三球三振に倒れるが上田が初回のエラーを挽回する中前タイムリーを放って2-1と勝ち越す。
タイガースは5回、一死後奈良友夫が左中間に二塁打、二死後山口が中前にタイムリーを放って2-2の同点に追い付く。
タイガースは6回、二死後松廣金一が左翼に流し打って第1号ホームラン、3-2と勝ち越す。
阪急は7回、この回先頭の大原敏夫が四球で出塁、西村が送って一死二塁、山田の右飛で大原が三進して二死三塁、黒田の遊ゴロをショート皆川定之がタイムリーエラーして3-3の同点に追い付く。関西のライバル球団が激しくシーソーゲームを展開する。
タイガースは8回、この回先頭の伊賀上良平が左前打で出塁、御園生の三塁前送りバントが野選を誘い無死一二塁、パスボールで無死二三塁、ここでカイザー田中義雄が左中間に三塁打を放って5-2と勝ち越し、松廣が中前タイムリーで続いて6-3とする。
阪急は最終回、一死後大原が右前打で出塁、二死後山田の右前打で二死一三塁、黒田のピッチャー強襲ヒットで1点を返すがここまで。
御園生崇男は7安打4四球8三振の完投で11勝目をあげる。タイガース打線は10安打、うち二塁打2本、三塁打1本、本塁打1本と好調を維持している。御園生崇男、西村幸生が調子を上げてきており若林忠志が復活、今季はここまでジャイアンツが危なげなく勝ち進んできたが主砲中島治康の打棒に陰りが見られてきており、日本選手権の行方はどうやらスタルヒン次第となってきた気配が濃厚である。
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