１３年秋 タイガースvs阪急 ４回戦

11月6日 （日） 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
1 0 0 0 1 0 1 0 0  1  4 タイガース ２０勝１１敗       0.645 西村幸生 御園生崇男
2 0 1 0 0 0 0 0 0  0  3 阪急          １７勝１１敗２分 0.607 宮武三郎

勝利投手 御園生崇男 ９勝４敗
敗戦投手 宮武三郎     ５勝３敗


二塁打　（タ）藤村、伊賀上２
三塁打　（阪）山下好、岸本


伊賀上良平、4安打の活躍


　タイガースは初回、先頭の松木謙治郎が四球で出塁、本堂保次が送って藤村富美男が中越えに二塁打を放って1点を先制する。久々に四番に入った景浦将は三ゴロ、五番に下がった山口政信も二邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

　阪急は1回裏、西村正夫、フランク山田伝が連続四球を選んで無死一二塁、黒田健吾の三ゴロの間にそれぞれ進塁して一死二三塁、山下好一のピッチャー強襲ヒットで二者還って2-1と逆転に成功。

　阪急は3回、一死後山下好一が右中間に三塁打、二死後岸本正治も右中間に三塁打を放って3-1とする。

　タイガースは2回、一死後伊賀上良平が中前打で出塁するが皆川定之の遊直に飛び出してゲッツー。3回、西村幸生が四球で出塁するが本堂の遊ゴロに6-4-3のゲッツー、4回も藤村が内野安打で出塁するが景浦の遊ゴロは又も6-4-3のゲッツー。

　タイガースは5回、一死後伊賀上が中前打、皆川も右前打で続いて一死一三塁、西村のピッチャー強襲ヒットで2-1と追い上げる。

　タイガースは7回、この回先頭の伊賀上が本日3安打目となる二塁打を左翼線に放ちカイザー田中義雄の二ゴロの間に生還して3-3の同点に追い付く。9回にも二死後伊賀上が二塁打を放つが無得点。10回裏の阪急の攻撃は三者凡退となって延長戦に突入する。

　タイガースは10回、一死後松木、本堂が連続四球、藤村が右前に決勝タイムリーを放って4-3で逃げ切る。

　タイガースは6回から西村をリリーフした御園生崇男が5イニングを2安打3四球に抑える。一方、阪急は宮武三郎が10回を投げ抜き9安打5四球2三振。

　藤村富美男が先制打と決勝タイムリーを放ち、伊賀上良平は4打数4安打、二塁打2本の活躍であった。