2011年6月21日火曜日

13年秋 南海vsセネタース 5回戦

11月13日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 2 0 0 0 4 南海      10勝25敗3分 0.286 宮口美吉
0 0 0 0 1 0 1 0 0 2 セネタース 19勝19敗1分 0.500 金子裕 伊藤次郎


勝利投手 宮口美吉 5勝11敗
敗戦投手 金子裕     9勝9敗


二塁打 (セ)苅田、尾茂田

南海、効率よく加点


 南海は4回、この回先頭の鈴木芳太郎が左前打で出塁、中村金次の右前打で無死一三塁、高野百介のショートへの内野安打で1点を先制してなお無死一二塁、キャッチャー北浦三男からの二塁牽制に二走中村が釣り出されてタッチアウト、この挟殺プレーの間に一走高野が二塁に達して一死二塁、中野正雄は三振に倒れるが中田道信が右前にタイムリーを放って2-0とする。

 南海先発の宮口美吉は2回二死から苅田久徳に左翼線二塁打を許して二死二塁、ここで苅田がディレードスチールを試みるが1-6-5と渡ってタッチアウト。白石敏男の自伝によると、苅田は歩きながら塁を離れて盗塁を決めることがよくあったと言う。何故か各ピッチャーがよく引っ掛かったそうであるが、この回は宮口が冷静に対処したようである。

 セネタースは5回、この回先頭の尾茂田叶が左中間に二塁打、遠藤忠二郎の左前打で無死一三塁、苅田の右犠飛で1-2とするが、一走遠藤がタッチアップから二塁に走ってタッチアウト。

 南海は6回、この回先頭の鈴木がツースリーから四球で出塁、中村は二飛に倒れるが鈴木が二盗に成功、高野四球で一死一二塁、中野の右飛で二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて3-1、キャッチャー北浦からの二塁送球が高く逸れて高野は三塁に走る。バックアップのセンター尾茂田叶からの三塁への送球も高く逸れて高野がホームインして4-1、南海はこの回2個の四球を足掛かりにダブルスチールと相手のダブルエラーで無安打で2点をあげる。

 セネタースは7回、北浦に変わる代打佐藤武夫が中前打で出塁、尾茂田の二飛をセカンド西端利郎がエラー、ピッチャー宮口からの二塁牽制が高く逸れて二者進塁して無死二三塁、一死後苅田が四球を選んで満塁、金子裕に代わる代打浅岡三郎が押出し四球を選んで2-4、しかし青木幸造に代わる代打伊藤次郎は三振、磯野政次も左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は二番手伊藤次郎に8回、9回と無安打に抑えられるが宮口も8回は三者凡退、9回は尾茂田四球、遠藤左前打で無死一二塁とするが苅田を二ゴロ併殺に退け、最後は浅岡を遊ゴロに打ち取って南海が二連勝、一方セネタースは三連勝でストップ。

 宮口美吉は6安打3四球4三振の完投で5勝目をあげる。南海は7安打3四球で4得点、セネタースは6安打3四球で2得点、本日は試合巧者セネタースに拙攻、拙走が見られ南海は効率の良い攻めを見せた。










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