2025年7月16日水曜日

22年 大阪vs東急 8回戦

7月11日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 1 2 0 0 5 大阪 37勝13敗1分 0.740 渡辺誠太郎
0 0 0 0 3 0 0 0 0 3 東急 17勝31敗1分 0.354 黒尾重明 白木義一郎

勝利投手 渡辺誠太郎 2勝1敗 
敗戦投手 黒尾重明     5勝9敗

二塁打 (大)藤村、本堂、金田 (東)黒尾

勝利打点(大)金田正泰 4


大阪、波状攻撃で逆転

 西宮の第1試合は渡辺誠太郎と黒尾重明の先発で午後1時33分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、一死後塚本博睦が四球で出塁、金田正泰も四球を選んで一死一二塁、藤村富美男の中越えタイムリー二塁打で1点を先制する。

 大阪は5回表、先頭の山口政信が中前打で出塁、長谷川善三の二ゴロをセカンド清水喜一郎がエラー、渡辺の一塁線ヒットで無死満塁、一死後塚本博睦の遊ゴロ併殺崩れの間に三走山口が還って2-0とする。

 東急は5回裏、先頭の大下弘が右前打で出塁、一死後鈴木圭一郎が左前打、黒尾の一塁内野安打で一死満塁、大沢喜好の二ゴロをセカンド本堂保次が失する間に三走大下が還って1-2、大沢には打点が記録され、清水の一ゴロで三走鈴木圭一郎は本封、二死満塁となってトップに返り一言多十が右前に逆転の2点タイムリーを放ち3-2と試合をひっくり返す。

 大阪は6回表、先頭の藤村がライト線にヒット、一死後本堂の右越えタイムリー二塁打で3-3の同点に追い付く。

 大阪は7回表、先頭の渡辺が中前打で出塁、トップに返り呉昌征が三遊間にヒット、塚本が送りバントを決めて一死二三塁、東急ベンチはここで先発の黒尾から白木義一郎にスイッチするが、金田が中越えに2点タイムリー二塁打を放ち5-3とリードする。

 渡辺誠太郎は6安打2四球1死球6三振の完投で2勝目をマークする。渡辺は打っても3打数2安打の活躍。以前は打者として起用されることが多く、シーズン途中には一時首位打者に立ったこともある。

 大阪は得意の波状攻撃で逆転勝利。チーム合計12安打であったが猛打賞は無しで、二番塚本、四番藤村、六番本堂、九番渡辺が2安打と上位下位万遍なくヒットを連ねるのが初期ダイナマイト打線の特徴である。

 大阪は独走態勢に入ってきた。

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