2 0 0 0 0 0 0 0 2 4 大阪 34勝13敗1分 0.723 武智修
0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 巨人 22勝25敗1分 0.468 諏訪裕良 近藤貞雄
勝利投手 武智修 3勝2敗
敗戦投手 諏訪裕良 1勝4敗
本塁打 (巨)川上哲治 3号
勝利打点(大)藤村富美男 4
猛打賞 (大)呉昌征 4、藤村富美男 5 (巨)内堀保 3
ダイナマイト打線、全てシングルの13安打
西宮の第2試合は武智修と諏訪裕良の先発で午後3時30分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、一死後金田正泰が三塁線に内野安打、サード古家武夫からの一塁悪送球もあって打者走者の金田は二塁に進み、富樫淳の中前打で一死一三塁、藤村富美男の左前タイムリーで1点を先制、二死後本堂保次の右前タイムリーで2-0とりーどする。
7回まで武智に3対して3安打無得点の巨人は8回裏、先頭の平山菊二が中前打で出塁、内堀保も中前打、田中資昭の一ゴロが野選を誘って無死満塁、諏訪に代わる代打中島治康の右犠飛で1点返して1-2と1点差、トップに返り古家の三ゴロで中島が二封されて二死一三塁、呉新亨に代わる代打多田文久三はストレートの四球で二死満塁、大阪ベンチはここでライトを富樫から塚本博睦に交代、ここは武智に一息入れさせることが目的、落ち着きを取り戻した武智が千葉茂を左飛に打ち取る。
諏訪に代打を出した巨人は9回表のマウンドに近藤貞雄を送る。
大阪は9回表、二死後呉昌征が四球を選んで出塁、金田の右前打で二死一二塁、塚本の三塁内野安打でサード古家が又も一塁に悪送球、呉昌征が還って3-1、藤村の左前タイムリーで4-1と突き放す。
巨人は9回裏、先頭の川上哲治がセンター左奥に第3号を叩き込んで1点返すが反撃もここまで。
武智修は7安打2四球2三振の完投で3勝目をマークする。
ダイナマイト打線は13安打全てがシングルヒット。初期のダイナマイト打線の特徴は打線のつながりにあった。
大阪8回表の攻撃は藤村のヒットと土井垣武の四球で無死一二塁、本堂の二ゴロでセカンドに滑り込んだ土井垣のスライディングが激しくショート田中は一塁送球ができなかった、このプレーに対して「守備妨害」が認定されて併殺となるイリーガルプレーが記録された。関西の試合を担当する公式記録員治村宗三は「雑記」欄に「土井垣二封された折、一塁送球を妨害してアウトの宣告を受けた」と記している。
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