0 0 0 1 2 0 3 0 0 6 太陽 20勝30敗1分 0.400 井筒研一
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 24勝26敗2分 0.480 天保義夫
勝利投手 井筒研一 3勝2敗
敗戦投手 天保義夫 3勝7敗
二塁打 (急)野口二郎
三塁打 (太)森下
勝利打点(太)藤井勇 4
好調井筒が完投勝利
第13節3日目、後楽園の第1試合は井筒研一と天保義夫の先発で午後1時3分、国友球審の右手が上がりプレイボール。
阪急は初回、一死後下社邦男が左前打で出塁、二死後下社が二盗に成功、野口明は死球を受けて一死一二塁、坂元義一の左前タイムリーで1点を先制する。
太陽は4回表、先頭の森下重好がセンター左奥に三塁打、伊勢川真澄の右犠飛で1-1の同点に追い付く。
太陽は5回表、二死後荒川昇治が右前打で出塁、辻井弘の遊ゴロをショート田中幸男が二塁に送球するがセカンド安井鍵太郎のベースカバーが遅れてセーフ、野選が記録されて無死一二塁、藤井勇の左前タイムリーで2-1、レフト下社が後逸する間に一走辻井もホームに還って3-1とする。
太陽は7回表、一死後井筒が右前打で出塁、トップに返り荒川が三前に内野安打、サード荒木茂の一塁送球が逸れる間に一走井筒が一気にホームに還り4-1、打者走者の荒川も三塁に進み、辻井の中前タイムリーで5-1、藤井の中前打で一死一三塁、森下の三ゴロはサード荒木がこの回2度目の送球ミスで一死満塁、伊勢川の一ゴロ併殺崩れの間に三走辻井がホームに還って6-1とする。
前節週間MVPの好調井筒研一は、初回の1失点で連続無失点こそ16イニングで途切れたものの2回以降は阪急打線を無失点に抑えて、7安打3四球1死球3三振の完投で3勝目をマークする。
井筒は昭和14年にライオンに入団し、応召と終戦を挟んで戦後パシフィックに復帰、現在は太陽に所属し、昭和27年に松竹でプレーした後に引退して審判員に転向するが、所属球団は同一球団ながら球団名がライオン-朝日-パシフィック-太陽-大陽-松竹と変遷していく。
0 件のコメント:
コメントを投稿