1 0 0 0 1 0 0 5 1 8 巨人 62勝36敗2分 0.633 近藤貞雄
0 0 0 1 0 0 2 0 X 3 中部 40勝59敗3分 0.404 服部受弘 久野勝美
勝利投手 近藤貞雄 22勝13敗
敗戦投手 久野勝美 7勝7敗
二塁打 (巨)多田 (中)小鶴
三塁打 (巨)呉、近藤
勝利打点(巨)近藤貞雄 3
猛打賞 黒沢俊夫 10
近藤貞雄が投打に活躍
ダブルヘッダー第2試合は近藤貞雄と服部受弘の先発で午後2時20分、金政球審の右手が上がりプレイボール。
優勝を争う巨人はもう負けられない一戦。
一方、中部は第1試合の勝利で今季のダブルヘッダーに7戦全勝、8連勝を狙う。
巨人は初回、先頭の呉新亨がセンター右奥に三塁打、一死後千葉茂が一二塁間を抜くタイムリーを放ち1点を先制する。
中部は4回裏、一死後古川清蔵が中前打で出塁、小鶴誠は右飛に倒れるが、杉浦清監督の中前打で二死一三塁、ここで杉浦がスタートを切るとキャッチャー多田文久三は二塁に送球、これが悪送球となって三走古川が還り1-1の同点に追い付く。
巨人は5回表、先頭の林清一がストレートの四球で出塁、近藤の捕ゴロで林は二進、山田潔は四球を選び、トップに返り呉も四球で一死満塁、山川喜作の右犠飛で2-1と勝ち越す。
中部は6回裏、先頭の石田政良の当りは遊ゴロ、これをショート山田がエラー、金山次郎の右前打で無死一二塁、古川は遊飛に倒れて一死一二塁、小鶴が右中間に逆転の2点タイムリー二塁打を放ち3-2とリードする。
巨人は8回表、先頭の千葉が四球を選んで出塁、ここで中部ベンチは第1試合に完投勝ちした久野勝美を投入、千葉が二盗を決め、川上も四球で無死一二塁、黒沢俊夫の三塁内野安打で無死満塁、一死後林が押出し四球を選んで3-3の同点、なおも続く一死満塁から近藤が右中間に走者一掃の3点タイムリー三塁打を放ち6-3と逆転、山田も中前にタイムリーを放ち7-3とする。
巨人は9回表、一死後川上、黒沢、多田の3連打で1点追加して試合を決める。
近藤貞雄は8安打2四球4三振の完投で22勝目をマーク、決勝三塁打も放ち投打で活躍を見せた。
巨人は何とか踏ん張ったが、グ軍との差は1分1厘差に広がり苦しくなってきた。
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