2022年12月21日水曜日

21年 セネタースvsゴールドスター 14回戦

10月27日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 セ軍 43勝56敗 0.434 白木義一郎 
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 ゴ軍 41勝59敗2分 0.410 内藤幸三

勝利投手 白木義一郎 27勝20敗 
敗戦投手 内藤幸三    18勝25敗

二塁打 (セ)鈴木
三塁打 (ゴ)坪内

勝利打点(セ)大下弘 8


大下、6打席連続三振から勝利打点

 後楽園の第1試合は白木義一郎と内藤幸三の先発で午後零時35分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 セ軍は初回、二死後飯島滋弥が中前打で出場、しかし大下弘は三振に倒れる。

 大下は前日の試合で4打数4三振。これで一昨日最終打席から6打席連続三振となった。

 セ軍は4回表、先頭の飯島の当りは遊ゴロ、これをショート酒沢政夫が一塁に悪送球、大下の二ゴロで飯島は二進、大下は7打席連続三振を免れる。続く白木の投前バントで二走飯島に守備妨害が記録されてアウト、「雑記」蘭には説明が書かれていないが、考えられるのはピッチャー内藤からの三塁送球に飯島が故意に当たって守備を妨害したと判定されたのではないか。続く長持栄吉のセンターへの当りは抜けたかに見えたが坪内道則監督がファインプレーで防ぐ。

 セ軍は6回表、先頭の鈴木清一がレフト線に二塁打、一言多十の右飛で鈴木はタッチアップから三塁に進み、飯島は敬遠気味に歩かされて一死一三塁、内藤としては不振の大下と勝負する選択は間違いではなかったが、ここは大下が意地を見せて右前にタイムリーを放ち1点を先制、更に一二塁から白木が中前にタイムリーを放ち2-0とする。

 白木は6回まで西沢道夫の内野安打のみで1安打ピッチング。

 ゴ軍は7回裏、先頭の鈴木が四球を選んで出塁、一死後坪内が右中間にタイムリー三塁打を放ち1-2と1点差に迫るが、続く西沢の遊ゴロで坪内がホームに突っ込みショート鈴木からの送球にタッチアウト、清原初男も三ゴロに倒れて同点はならず。

 白木義一郎は4安打1四球3三振の完投で27勝目をあげる。前日丸山二三男が24勝目をマーク、本日の西宮では2分前に真田重蔵が24勝目をマークして白木に2勝差と迫ってきたが、この勝利で戦後復活初年度最多勝はほぼ確定的と言っていいのではないか。

 6打席連続三振と不振を極めていた大下がようやく目覚めた。シーズン終了に向けて、史上初の20本塁打達成なるか、見ものである。

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