1 0 0 0 0 0 2 0 1 4 巨人 60勝35敗2分 0.632 中尾輝三
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 中部 39勝57敗3分 0.406 清水秀雄
勝利投手 中尾輝三 11勝8敗
敗戦投手 清水秀雄 1勝1敗
二塁打 (中)加藤
勝利打点(巨)黒沢俊夫 11
猛打賞 (巨)黒沢俊夫 8、林清一(4安打)3
黒沢、林の両ベテランが活躍
西宮の第2試合は中尾輝三と清水秀雄の先発で午後2時34分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
巨人は初回、先頭の呉新亨が三塁に内野安打、山田潔は中前打、千葉は四球を選んで無死満塁、川上哲治は遊飛に倒れるが、黒沢俊夫の右犠飛で1点を先制する。
中部は1回裏、二死後古川清蔵の当りは三ゴロ、これをサード山川喜作が一塁に悪送球、続く小鶴誠はカウントワンボールツーストライクと追い込まれるが、4球目に古川が二盗に成功、ここでもキャッチャー多田文久三の悪送球があって古川は三進、カウントツーボールツーストライクとなって中尾は小鶴を歩かせ二死一三塁、杉浦清監督がレフト前にタイムリーを放ち1-1の同点とする。
2回以降は両軍チャンスを作りながら併殺などで無得点が続く。
巨人は7回表、一死後千葉が中前打で出塁、川上が右前打で続いて一死一二塁、黒沢の左前タイムリーで2-1と勝ち越し、二死後林清一も左前にタイムリーを放ち3-1とする。
巨人は9回表、二死後黒沢が中前打、多田も中前打で続いて二死一三塁、林が左前にタイムリーを放ち4-1とする。
中尾輝三は尻上がりに調子を上げ、6回以降は三者凡退の連続で締めて4安打2四球6三振、自責点ゼロの完投で11勝目をマークする。
黒沢俊夫が3安打2打点、林清一が4安打2打点、昭和11年のプロ野球初年度から活躍を続けてきた二人の活躍でグ軍との優勝争いに踏み止まった。
黒沢は翌年腸チフスに倒れて急死、背番号「4」は巨人史上初の永久欠番に指定されることとなる。
林清一は翌年現役を引退し、永年の功績が認められて球団職員として球界に関与し続けることとなる。
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