0 1 2 0 0 0 0 0 0 3 パ軍 30勝44敗2分 0.405 井筒研一
1 0 4 0 0 0 0 2 X 7 中部 26勝46敗2分 0.361 松尾幸造 服部受弘
勝利投手 服部受弘 9勝6敗
敗戦投手 井筒研一 11勝16敗
二塁打 (パ)藤井 (中)山本、服部
本塁打 (パ)森下重好 4号
勝利打点 (中)加藤正二 3
中部、ダブルヘッダー連勝
後楽園のダブルヘッダーの第2試合は井筒研一と松尾幸造の先発で午後2時50分、島球審の右手が上がりプレイボール。
中部は第1試合に続いて松尾が先発。
中部は初回、一死後杉浦清監督がピッチャー強襲ヒット、古川が三塁線にヒット、小鶴の右前タイムリーで1点を先制する。
パ軍は2回表、先頭の主砲森下がレフトスタンドに第4号を叩き込んで1-1の同点に追い付く。
パ軍は3回表、先頭の白石が四球で出塁、富松の二ゴロの間に白石は二進、藤井がレフト戦にタイムリー二塁打を流し打って2-1と勝ち越し、小島利男の中前タイムリーで3-1とリードする。中部ベンチはここで第1試合に続いてリリーフに服部受弘を投入、後続を抑える。
中部は3回裏、先頭の山本尚敏が左越えに二塁打、トップに返り岩本の三遊間ヒットで山本は動けず無死一二塁、杉浦の一前送りバントをファースト小島が三塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死満塁、古川が中前に同点の2点タイムリーを放ち3-3、小鶴の左前打で再度無死満塁、加藤正二の遊ゴロ併殺崩れの間に三走杉浦が還って4-3と逆転、一死一三塁から藤原鉄之助の右犠飛で5-3とする。
中部は8回裏、先頭の加藤が右中間にヒット、藤原の左前打で無死一二塁、三村の投前送りバントは井筒が三塁に送球して二走加藤は三封、服部がレフト戦にタイムリー二塁打を放ち6-3、山本の左犠飛で7-3とダメ押す。
服部受弘は6回3分の2を1安打4四球2三振無失点に抑える好リリーフ、第1試合に続いて9勝目をマークする。
中部はダブルヘッダーを連勝して第21節を3勝3敗で終え、7位ゴ軍に3ゲーム差と迫ってきた。今季は最下位で終わるがパ軍と同率7位まで上昇し、翌22年の2位躍進につなげることになる。杉浦清監督就任後はチーム内のゴタゴタが続いて7位と大きく離された状態が続いてきたが、9月7日のゴ軍戦での16対1の勝利をきっかけとしてチームは上昇軌道に乗る。「昭和21年9月7日」は、中日球団史上、もっとも重要なターニングポイントとなったのである。
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