2017年5月3日水曜日

18年 阪神vs名古屋 7回戦


8月17日 (火) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪神 25勝25敗5分 0.500 三輪八郎 仁科栄三
3 1 0 0 0 0 0 1 X 5 名軍 31勝18敗6分 0.633 西沢道夫 野口正明


勝利投手 野口正明 5勝2敗
敗戦投手 三輪八郎 4勝7敗

三塁打 (神)金田、仁科

勝利打点 加藤正二 1


名古屋、投打が噛み合い逆転優勝に夢をつなぐ

 夏季優勝にはこの試合に勝って、第二試合で巨人が負けて、明日の夏季最終戦に連勝することが条件の名古屋はエース石丸進一の連投を避けて明日に回し、西沢道夫が先発する。

 阪神は初回、緊張感漂う西沢を攻めて、先頭の塚本博睦が四球で出塁、金田正泰がライト線に三塁打を放って1点を先制、景浦将の三ゴロの間に金田が還ってこの回2点を先制する。


 名古屋は1回裏、先頭の石丸藤吉が四球を選んで出塁、古川清蔵もストレートの四球で無死一二塁、小鶴誠が三遊間を破って無死満塁、吉田猪佐喜が左前にタイムリーを放って1-2、阪神ベンチは早くも先発の三輪八郎から仁科栄三にスイッチ、加藤正二がレフト線に逆転の2点タイムリーを放って3-2とリードする。


 名古屋は2回、一死後石丸藤吉が四球を選ぶと二盗に成功、古川清蔵が左前にタイムリーを放って4-2とリードを広げる。夏季優勝に向けて執念の逆転劇であった。


 西沢はコントロールが安定せず、2回は三者凡退に抑えたものの、3回は先頭の塚本に四球、続く金田にもストレートの四球、しかし景浦を左飛に打ち取り、門前真佐人の三遊間への当りが二走塚本に当たって守備妨害、門前には内野安打が記録されて二死一二塁、大島武を三振に打ち取る。4回、先頭の野口昇にストレートの四球を与えたところで名古屋ベンチは西沢を下げて二番手として野口正明をマウンドに送り、野口は大島武を三振、仁科を二飛、武智修をセカンドライナーに抑えて首脳陣の期待に応える。


 野口正明は5回以降も快投を続け、8回には敵失により追加点の援護もあって9回二死まで無安打ピッチング、ここで仁科に右中間三塁打を浴びるが、武智に代わる代打田中義雄を遊ゴロに打ち取り、夏季優勝に期待をつないだ。


 名古屋は五番までの上位打線が9安打、強力打線が火を噴いて逆転勝利。これで夏季シーズン16勝7敗4分、勝率6割9分6厘とした。巨人はここまで19勝8敗で勝率7割4厘、第二試合の朝日戦に勝てば20勝8敗の勝率7割1分4厘で巨人の夏季優勝が決定、負けると19勝9敗の勝率6割7分9厘となり、名古屋が明日の阪神との最終戦に引分けか勝利で逆転優勝となる。


 二番手野口正明は6イニングを1安打2四球2三振無失点の快投を見せて逆転優勝に夢をつないだ。



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