9月11日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 1 0 0 0 2 0 6 西鉄 23勝29敗5分 0.442 野口二郎
0 0 0 1 0 0 1 0 0 2 朝日 30勝24敗3分 0.556 真田重蔵
勝利投手 野口二郎 14勝10敗
敗戦投手 真田重蔵 7勝9敗
二塁打 (西)濃人2、黒沢 (朝)小林2、酒沢
三塁打 (朝)真田2
勝利打点 野口二郎 2
西鉄13安打で快勝
いよいよ昭和18年秋季リーグ戦が開幕。
西鉄は初回、先頭の中村信一が左前打で出塁、濃人渉がレフト線に二塁打を放って無死二三塁、野口二郎がレフト線に先制の点タイムリーを放って2-0、送球の間に野口二郎は二塁に進んで無死二塁、野口明が四球を選んで無死一二塁、黒沢俊夫は三振、中村民雄の三ゴロをサード中谷順次がベースを踏んで二死一二塁、富松信彦の二遊間タイムリーで3-0とする。
西鉄は4回、先頭の富松が四球を選んで出塁、山田秀夫は左飛、鵜飼勉の遊ゴロでランナーが入れ替わり、鵜飼が二盗を決めて二死二塁、中村信一が左前にタイムリーを放って4-0とする。
朝日は4回裏、先頭の西沢道夫の三ゴロをファースト野口明が落球、中谷の右前打で無死一三塁、早川平一の左犠飛で1-4とする。
朝日は5回、第一打席でレフト線に二塁打を放った小林章良はレフトライナーに倒れて一死無走者、真田重蔵がライト線に三塁打を放って一死三塁、渡辺時信の右飛で三走真田がタッチアップからホームを狙うが、ライト植田隼美からの返球にタッチアウト。
朝日は7回、二死後小林がライト線にこの日2本目の二塁打、真田が右中間に2打席連続の三塁打を放って2-4とする。
西鉄は8回、一死後植田が中前にプロ入り初ヒット、鵜飼は右飛に倒れるが、トップに返り中村信一がこの日4安打目となる中前打を放って二死一三塁、濃人の左越え二塁打で二者還り6-2とダメ押す。
夏季終盤から打撃好調の西鉄打線は13安打、中村信一は4安打を記録した。
肘の故障が癒えて夏場から調子を上げてきた野口二郎は8安打無四球2三振の完投で14勝目をあげる。
朝日は負けたものの、真田重蔵が2打席連続三塁打を記録した。小林章良も第一打席と第三打席で二塁打を2本、第二打席の当りもレフトライナーで、惜しくも3打席連続二塁打を逃した。
*2打席連続三塁打を放った真田重蔵の直筆サインカード。
*惜しくも3打席連続二塁打を逃した小林章良の選手名鑑(戦後)に書かれた直筆サイン。
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