7月13日 (火) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 2 0 0 3 0 0 0 0 6 阪急 16勝26敗 0.381 笠松実 江田孝
0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 巨人 24勝16敗2分 0.600 川畑博 藤本英雄 中村政美
勝利投手 江田孝 2勝1敗
敗戦投手 川畑博 4勝2敗
三塁打 (急)池田
勝利打点 山田伝 2
猛打賞 (急)中村栄 2
山田伝、2試合連続決勝打
阪急は初回、先頭の中村栄が右前打から二盗に成功、上田藤夫は三振に倒れるが、山田伝が左前に先制タイムリーを放って1-0とする。
阪急は2回、先頭の松本利一が四球を選んで出塁、池田久之が左中間に三塁打を放って2-0、笠松実は四球を選んで無死一三塁、松本泰三の遊ゴロで笠松は二封、三走池田は動かず一死一三塁、松本泰三が二盗を決めて一死二三塁、トップに返り中村は浅い右飛に倒れるが、上田が左前にタイムリーを放ち3-0とリードを広げる。
巨人は4回、先頭の多田文久三が三塁に内野安打、永沢富士雄は右飛に倒れるが、川畑博が中前打を放って一死一二塁、小池繁雄に代わる代打小暮力三が左前にタイムリーを放って1-3、レフト下社邦男からのバックホームが悪送球となり一走川畑は三塁に、打者走者の小暮は二塁に進んで一死二三塁、阪急ベンチはこのピンチに先発の笠松から江田孝にスイッチ、坂本茂が右前にタイムリーを放ち2-3、なお一死一三塁とチャンスが続くが、トップに返り呉昌征は一邪飛、白石敏男は右飛に倒れて1点差止まり。何とか江田が踏ん張った。
巨人は5回の守備からサード小池の代打に出てタイムリーを放った小暮がファーストに入り、ファースト永沢に代わって三好主が入ってサード。
阪急は直後の5回、先頭の中村が一塁に内野安打、上田の三ゴロを代わったばかりのサード三好が二塁に悪送球して無死一二塁、山田が四球を選んで無死満塁、下社邦男が右前に2点タイムリーを放って5-2、一走山田は三塁に進んで無死一三塁、巨人ベンチはここで先発の川畑から藤本英雄にスイッチ、三木久一の遊ゴロをショート白石が一塁に悪送球する間に三走山田が還って6-2とする。三木に打点は記録されていない。
藤本はここで降板して、6回から中村政美が三番手としてマウンドに上がる。
巨人は7回、一死後呉と白石が連続四球、中島治康に代わる代打伊藤健太郎は一飛に倒れて二死一二塁、青田昇がライト線にタイムリーを放ち3-6と追い上げるが焼け石に水。
江田孝は5回3分の2を4安打3四球1三振1失点に抑えて、7月11日の完封勝利に続いて2勝目をあげる。
山田伝も11日の南海戦に続いて2試合連続勝利打点。1点差に迫られた直後に追撃の2点タイムリーを放った下社邦男が「並列の殊勲者」であった。
*前々日の完封勝利に続いて2連勝と好調な江田孝。大陽ロビンスの江田貢一時代の直筆サインカード。
*代打でタイムリーを放った小暮力三の直筆サインカード。強打の左打者として戦前戦後の野球界を生き抜いた。
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