7月11日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 2 0 0 0 0 0 0 4 巨人 24勝15敗2分 0.615 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 23勝16敗2分 0.590 内藤幸三 林安夫
勝利投手 藤本英雄 13勝5敗
敗戦投手 内藤幸三 5勝4敗
二塁打 (巨)青田、多田
勝利打点 多田文久三 3
巨人、単独首位
昭和18年ペナントレースはここまで名古屋、朝日、巨人が23勝15敗、勝率6割5厘で並ぶ大混戦。朝日と巨人の直接対決となった。
巨人は2回、先頭の青田昇が左中間に二塁打、藤本英雄が四球を選んで無死一二塁、多田文久三の左中間二塁打で1点を先制、永沢富士雄の右犠飛で2-0とする。
巨人は3回、先頭の呉昌征が四球から二盗に成功、白石敏男の右前打で無死一三塁、朝日ベンチはここで先発の内藤幸三から林安夫にスイッチ、中島治康は四球を選んで無死満塁、青田の遊ゴロで三走呉は本封、藤本が中前に2点タイムリーを放って4-0とする。
自らの追撃打で気を良くした藤本英雄は快投を続け8回まで無失点。9回、専用の林に左前打、続く小林章良に右前打を許して無死一二塁とこの日最大のピンチを迎えるが、広田修三に代わる代打大友一明を三振、原秀雄を右飛、トップに返り坪内道則を一邪飛に打ち取り、6安打3四球9三振で今季3度目の完封、13勝目をあげてハーラートップの若林に並ぶ。
この日の巨人は3補殺のみ。藤本が三振とフライアウトに仕留めた結果である。藤本のスピードが乗っていた証左でしょう。
巨人は同率首位で並ぶ名古屋と朝日を抑えて単独首位に返り咲く。
この試合の朝日の出塁の状況を教えていただけないでしょうか。
返信削除「1回誰それ安打、2回誰それ二失誰それ四球」というような
内容です。よろしくお願いいたします。
1回:二死後中谷順次中前打。
削除2回:二死後小林章良中前打。
3回:原秀雄二失、一死後酒沢政夫四球で一二塁、後続凡退で無得点。
4回:二死後小林四球。
5回:三者凡退。
6回:中谷左前打、二死後林安夫左前打で一二塁、広田修三三振で無得点。
7回:三者凡退。
8回:一死後中谷四球。
9回:林左前打、小林右前打で無死一二塁とするが後続が凡退して無得点。
お調べいただきありがとうございます。
削除この前の登板で藤本が1回2死から打者25人を抑えていて、この試合では
先頭から打者2人抑えたということで、併せて連続で打者27人を抑えたと
いうことになります。
2試合に亘るということでどれだけ意味があるかはわかりませんが、
まさに完全試合のリハーサルだったのだなぁとわかりました。