7月15日 (木) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 1 0 0 4 6 大和 22勝20敗1分 0.524 石田光彦 畑福俊英 片山栄次
0 0 0 2 0 0 1 1 0 4 阪急 16勝27敗 0.372 天保義夫
勝利投手 畑福俊英 6勝4敗
敗戦投手 天保義夫 5勝10敗
セーブ 片山栄次 2
二塁打 (和)小松原、鈴木 (急)上田
勝利打点 なし
猛打賞 (急)松本泰三 1
大和快進撃
大和は初回、一死後岡田福吉が三塁に内野安打、岡田が二盗を決め、鈴木秀雄の二ゴロで岡田は三進、小松原博喜のライト線二塁打で1点を先制する。
阪急は4回、一死後山田伝が中前打、三木久一が三遊間を破て一死一二塁、池田久之の遊ゴロをショート木村孝平がエラーする間に二走山田が快足を飛ばしてホームに還り1-1の同点、なおも一死一二塁から笠石徳五郎が中前に逆転タイムリーを放ち2-1とする。
大和は6回、一死後岡田が左前打で出塁、ピッチャー天保義夫の一塁牽制が悪送球となって岡田は二進、鈴木は一飛に倒れて二死二塁、ここで岡田が三盗、キャッチャー池田の三塁送球が悪送球となる間に岡田が還って2-2の同点に追い付く。
阪急は7回、二死後松本泰三が右前打で出塁すると二盗に成功、中村栄が四球を選んで二死一二塁、上田のライト線二塁打で松本が還り3-2と再逆転、山田が四球を選んで二死満塁、しかし三木は中飛に倒れて追加点はならず。
阪急は8回、先頭の池田が四球で出塁、笠石の投前送りバントをピッチャー石田光彦が悪送球して無死一二塁となる。石田が送球した相手が二塁手の高橋吉雄であることはスコアカードの記載から判明しているが、投げた先がファーストであるかセカンドであるかは判然としない。笠石に犠打が記録されていないので、石田が二塁は間に合うと見てセカンドに投げたが悪送球になった可能性が高い。大和守備陣がバントシフトを敷いて二塁手の高橋が一塁ベースカバーに入ったところに石田が送球した可能性も考えられるが、この場合だと笠石に犠打が記録される可能性が高いので、石田はセカンドに送球して悪送球となったと考えられる。ここで大和ベンチは石田から畑福俊英にスイッチ、仁木は中飛、天保は左飛に倒れて二死一二塁、松本がこの日3安打目となるタイムリーを中前に放って4-2、ダメ押したかに見えた。
大和は9回表、一死後鈴木がライト線に二塁打、小松原は四球を選んで一死一二塁、金子裕がセンター右にタイムリーを放って3-4、小島利男の遊ゴロをショート中村がエラーして一死満塁、高橋吉雄の投ゴロの間に三走小松原が還って4-4の同点、二死二三塁から天保が痛恨のワイルドピッチ、三走金子が還って5-4と逆転、二走小島も三塁ベースを回ってホームに突進、ピッチャー天保がホームベースカバーに入り、白球を拾ったキャッチャー池田からの送球でタイミングはアウトであったが、天保が落球して小島もホームイン、6-4とする。
阪急は9回裏、上田、山田が連続四球、大和ベンチはここで畑福から三番手の片山栄次にスイッチ、三木が投前に送りバントを決めて一死二三塁、池田の当りがショートを襲うが木村がキャッチ、木村が二塁に送球して「L6-4」のダブルプレーで試合終了。
先月の月間MVPを二人輩出した好調大和はベンチワークも冴えて石田、畑福、片山のリレーで快勝、貯金を2とした。前年末の苅田久徳の入団が、大和を変えた。
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