2016年2月16日火曜日

17年 阪神vs名古屋 15回戦


11月12日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神     51勝47敗5分 0.520  藤村隆男 玉置玉一 若林忠志 三輪八郎
3 6 0 0 0 0 0 0 X 9 名古屋 37勝60敗6分 0.381  石丸進一
 
勝利投手 石丸進一 16勝19敗
敗戦投手 藤村隆男   3勝5敗

三塁打 (名)古川

勝利打点 古川清蔵 11

猛打賞 (名)古川清蔵 3


石丸進一、1安打完封

 名古屋は初回、先頭の本田親喜が四球を選んで出塁、桝嘉一も四球を選び無死一二塁、小鶴誠は左飛に倒れるが、ダブルスチールを決めて一死二三塁、ここで古川清蔵が左中間に三塁打を放って2点を先制、阪神ベンチは早くも先発の藤村隆男から玉置玉一にスイッチ、吉田猪佐喜が四球を選んで二盗に成功、岩本章も四球で一死満塁、石丸藤吉の投ゴロの間に三走古川が還ってこの回3点を先制する。

 阪神は2回、一死後藤井勇が三遊間を破って出塁、しかし野口昇の二ゴロが「4B-3」と渡ってダブルプレー。阪神はこの藤井の左前打がこの試合唯一のヒットであった。

 名古屋は2回裏、先頭の芳賀直一が中前打で出塁、トップに返り本田は四球、桝の投前送りバントをピッチャー玉置が一塁に悪送球、犠打とエラーが記録されて無死満塁、続く小鶴のカウントがワンツーとなったところで阪神ベンチは玉置を下げて三番手として若林忠志監督がマウンドに上がるが、小鶴が押出し四球を選んで4-0、古川の右前タイムリーで5-0、吉田の二ゴロ併殺の間に三走桝が還って6-0、岩本の三塁内野安打がタイムリーとなって7-0、石丸藤吉の遊ゴロをショート野口昇がエラーして二死二三塁、石丸進一が左前に2点タイムリーを放って9-0と大量リードする。


 2点タイムリーを放って気を良くした石丸進一は3回以降阪神打線を無安打に抑え切り、1安打4四球2三振で今季3度目の完封、16勝目をあげる。石丸進一は16勝で完封が3回と完封率は低いが、3度の完封に於ける被安打は1安打、2安打、3安打である。


 当のヒーローが石丸進一なら、打のヒーローは古川清蔵であった。古川は5打数3安打3打点、三塁打1本、勝利打点と猛打賞も記録する活躍を見せた。古川は今季11個目の勝利打点、ここまで勝利打点数トップは中島治康の18個ですが、巨人は71勝で名古屋は37勝なので、チーム勝利数に占める比率は中島が2割5分4厘で古川は2割9分7厘、「勝利打点率」では古川清蔵が中島治康を上回る。





*石丸進一は1安打完封。










*石丸進一に1安打に抑え込まれた阪神打線。




 

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