2016年2月6日土曜日

17年 阪急vs阪神 14回戦


11月9日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 48勝48敗6分 0.500 天保義夫
0 0 0 0 0 0 1 0 X 1 阪神 50勝46敗5分 0.521 御園生崇男

勝利投手 御園生崇男 13勝15敗
敗戦投手 天保義夫       8勝7敗

二塁打 (急)井野川
三塁打 (神)平林

勝利打点 平林栄治 1

猛打賞 (急)フランク山田伝 4


平林栄治、決勝三塁打

 阪急は初回、先頭の上田藤夫がセーフティバントを試みるがピッチャー御園生崇男が捌いてワンナウト、フランク山田伝が中前打、黒田健吾は四球、山下好一の右邪飛で二走山田はタッチアップから三進、黒田が二盗を決め、井野川利春が四球を選んで二死満塁、続く小田野柏の打球は二塁を襲うがセカンドライナーとなってスリーアウトチェンジ。阪急の敗因は初回の無得点に求められるかもしれない。

 阪急先発の天保義夫は4回まで阪神打線を内野安打2本に抑えて無失点。5回、一死後三輪裕章に中前打を許し、トップに返り塚本博睦にも左前打を打たれて一死一二塁、しかし山口政信の痛烈な当たりはサードライナー、二走三輪裕章が飛び出しており「5-4」と送られてダブルプレー。

 阪急は4回、一死後井ノ川がレフト線に二塁打、小田野が四球を選んで一死一二塁、しかし池田久之は左飛、中村栄も一飛に倒れて無得点。

 阪急は6回、先頭の山下好一が二塁に内野安打、キャッチャーカイザー田中義雄からピッチャー御園生への返球が高く逸れる間に山下好一は二進、田中にはエラーが記録されている。井野川は四球、小田野の三前バントが内野安打となって無死満塁、しかし二走井野川がピッチャー御園生からの牽制に刺されて一死一三塁、池田に代わる代打日比野武は四球を選んで一死満塁、中村栄の二ゴロで三走山下好一は本封、天保も三飛に倒れてこの回も無得点。

 阪急に押されまくってきた阪神は7回裏、先頭の野口昇が四球を選んで出塁、ここで平林栄治が右中間に三塁打を放って野口を迎え入れ、遂に均衡が破れる。


 御園生崇男は9回も二死後上田に三塁内野安打、山田に右前打を許してピンチを迎えるが、最後は黒田を三ゴロに抑えて、8安打5四球1三振で今季4度目の完封、13勝目をあげる。


 決勝の三塁打を放った平林栄治は3年間のプロ生活で通算25安打、二塁打は4本あるが、三塁打は本日の決勝三塁打1本のみであった。平林は戦死することとなる。


 因みに、筆者の高校(神奈川軟式)、大学(東京六大学準硬式)の現役時代7年間で、三塁打は高2の時に習志野高校との練習試合で放った右中間への1本のみでした。


 

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