2015年3月28日土曜日

17年 朝日vs大洋 6回戦


7月1日 (水) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 19勝24敗2分 0.442 林安夫
0 0 0 0 0 0 2 0 X 2 大洋 24勝15敗3分 0.615 野口二郎

勝利投手 野口二郎 15勝7敗
敗戦投手 林安夫     10勝10敗

二塁打 (大)濃人

勝利打点 山川喜作 1

猛打賞 (大)濃人渉 2、村松長太郎 2


野口二郎、通算6度目の1安打完封

 大洋は初回、一死後濃人渉が右中間に二塁打を放つが浅岡三郎は遊ゴロ、野口二郎は三振に倒れて無得点。2回は先頭の村松長太郎がレフト線ヒットで出塁するが野口明は左飛に倒れて走者を送れず、山川喜作の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 大洋は4回、先頭の濃人が中前打で出塁するが二盗に失敗、浅岡の打球は三塁ベースに当たって内野安打、野口二郎のライトライナーで浅岡が戻れずライト内藤幸三から一塁に送球されてダブルプレー。6回は一死後織辺由三が三前にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り中村信一は死球、濃人が3安打目となる中前打を放ち、二走織辺が三塁ベースを蹴ってホームに向かうがセンター坪内道則からの好返球にタッチアウト、濃人はワイルドピッチで二進、浅岡が四球を選んで二死一二塁とするが期待の野口二郎は捕邪飛に倒れてこの回も無得点。

 大洋は7回、先頭の村松が左前打で出塁、野口明の二ゴロをセカンド鬼頭政一がエラーして無死一三塁、山川が中前に均衡を破るタイムリーを放って1点を先制、佐藤武夫もレフト前にタイムリーで続き2-0とする。


 野口二郎は会心の投球であった。7回まで無安打、4回~7回は三者凡退。8回、先頭の岩田次男を遊ゴロに打ち取るが、酒沢政夫に左前打を許す。しかし後続を抑え、9回も三者凡退、結局1安打1四球6三振で今季7度目の完封、15勝目をあげる。


 野口二郎は昭和14年にプロ入りし、この日で32回目の完封試合を記録、1安打完封は6度目である。野口二郎は遂に無安打無得点を達成することはできなかった。



 

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