2015年3月27日金曜日

17年 6月 月間MVP



月間MVP

投手部門 南海 川崎徳次 1

 6月は13日~29日までの短期決戦であったが、月間MVP投手部門の選考は難航した。候補は林安夫、野口二郎、川崎徳次の3人。


 林安夫は夏季シーズン開幕から8連投して47イニングスに登板、3勝1敗1セーブ2完封、防御率 0.77、WHPI 0.64、奪三振率 2.54であった。9試合中8試合に登板のフル稼働をどう評価するべきか。

 野口二郎は5試合で39回3分の2に登板、2勝1敗2完封、防御率 0.68、WHPI 0.58、奪三振率 4.62であり、3投手中最も安定した投球であった。

 川崎徳次は3試合だけの登板ながら27イニングスを投げて3勝0敗2完封、防御率 0.33、WHPI 0.85、奪三振率 4.67であった。


 数字だけ見ると林安夫と野口二郎の一騎打ちに見えるが、共に唯一の敗戦は川崎徳次に投げ負けたものであった。当ブログは、林安夫、野口二郎との直接対決を制した川崎徳次を月間MVPに選出しました。



 打撃部門 阪神 藤井勇 1

 打撃部門も藤井勇と岩本義行が激戦を繰り広げた。


 岩本義行は8試合に出場して28打数11安打3得点5打点5四球、打率3割9分3厘、OPS 1.056。

 藤井勇は9試合に出場して37打数15安打1得点6打点2四球、打率4割0分5厘、OPS 0.949。


 岩本は29日の阪神戦で4打点をマークして今月の打点は5と、この1試合だけに集中している。一方、藤井勇は5試合に打点を記録して6打点と、万遍なく活躍している。5月に戦場から復帰したばかりでこの活躍。鳥取一中時代、甲子園で京都商業の澤村栄治から二塁打を放った天性のバットコントロールは、戦争による4年の歳月を経ても、いささかの狂いも見せなかったのである。ということで、当ブログは藤井勇を月間MVPに選出しました。




 

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