7月1日 (水) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 黒鷲 9勝32敗2分 0.220 石原繁三
0 0 1 0 0 0 0 0 X 1 阪神 24勝20敗1分 0.545 三輪八郎
勝利投手 三輪八郎 1勝1敗
敗戦投手 石原繁三 6勝13敗
二塁打 (黒)寺内
勝利打点 カイザー田中義雄 1
2安打の阪神、3安打の黒鷲を破る
阪神は3回、一死後松本貞一が四球を選んで出塁、土井垣武は一飛に倒れるが藤井勇が四球を選んで二死一二塁、ここでカイザー田中義雄がレフト線にタイムリーを放って1点を先制する。この得点がこの試合唯一の得点となった。
黒鷲は4回、先頭の木下政文がストレートの四球で出塁、玉腰忠義が送って一死二塁、杉江文二は三振に倒れて二死二塁、木村孝平の中前打で二走木下は同点のホームを狙ったが、センター塚本博睦からの好返球に本塁寸前タッチアウトとなって同点のチャンスを逃した。
黒鷲先発の石原繁三は6月27日の阪急戦で3安打完封勝利を飾ったが、この日も阪神打線を2安打に封じ込んだ。ヒットを許したのは2回、野口昇のレフト線ヒットと3回、田中に打たれた決勝のタイムリーだけで、4回以降は5イニング連続三者凡退に抑えた。
阪神先発の三輪八郎は黒鷲打線を3安打に封じて完封、今季初勝利をあげた。4回、センター塚本の好返球に救われた以降も、石原とは対照的に走者を出しまくったが、自らの好フィールディングでピンチを凌いだ。すなわち、7回は一死後石原の三ゴロをサード土井垣武が失して一死一塁とするが、トップに返り山田潔の投ゴロを捌いて「1-6-3」のゲッツー。8回は先頭の寺内一隆監督に中前打を許し、富松信彦を三振に打ち取り一死一塁、四番鈴木秀雄に代わる代打渡辺絢吾のピッチャー返しを好捕すると一塁に送球、寺内が戻れずここもゲッツー。最終回は木下を遊飛、玉腰は四球で歩かせるが杉江に代わる代打吉水幸夫を遊飛、最後は木村を遊直に打ち取り、3安打7四球7三振で完封した。
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