2011年6月12日日曜日

13年秋 タイガースvsイーグルス 4回戦

11月9日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 2 5 0 2 10 タイガース  22勝11敗       0.667 西村幸生 若林忠志
0 6 0 0 0 0 0 0 0  6  イーグルス 13勝18敗4分 0.419 望月潤一 亀田忠


勝利投手 若林忠志 2勝2敗
敗戦投手 亀田忠     6勝10敗


二塁打 (タ)伊賀上、皆川、田中 (イ)望月、野村

若林忠志、無安打救援


 イーグルスは2回、一死後太田健一が左前打で出塁、杉田屋守の遊ゴロをショート皆川定之がエラー、望月潤一がワンツーからの4球目を右中間にタイムリー二塁打、1点を先制する。なお二三塁で山田潔が右前に2点タイムリー、漆原進左翼線ヒットで一死一二塁、トップに返り野村実が左中間に二塁打を放って5-0、大貫賢の三ゴロの間に野村は三塁に進む。ここで野村がホームイン、記録は「3’-1」となっており、サード伊賀上良平からの送球を捕球したファースト松木謙治郎がピッチャー西村幸生に返球した際にこれが悪送球となって野村が生還したと解すべきでしょう。松木のエラー(「3’」)の他にも「-」の上に「・」が書かれているので松木から西村への返球が高く逸れたことを表している。と言うことでこの回6点を先制する。

 イーグルス先発の望月潤一は初回、先頭の松木を四球で歩かせるが続く本堂保次を5-4-3のゲッツーに仕留めてからは波に乗り、4回までタイガース打線を2安打無得点に抑える。

 タイガースは5回、この回先頭の門前真佐人の遊ゴロをショート山田がエラー、皆川右前打、西村に代わる代打カイザー田中義雄の三ゴロで皆川が二封されて一死一三塁、トップに返り松木が左前にタイムリーを放って1点を返す。

 タイガースは先発の西村幸生を4回であきらめ、二番手に若林忠志を投入する。

 タイガースは6回、この回先頭の山口政信がツースリーから四球を選んで出塁、松廣金一は右飛に倒れるが伊賀上がセンターに二塁打を放って一死二三塁、若林が死球を受けて一死満塁、皆川は捕邪飛に倒れて二死満塁、田中のピッチャー強襲ヒットで二者還って3-6、松木四球で二死満塁、イーグルスベンチはここで先発の望月から昨日1安打完封の亀田忠にスイッチ、亀田は本堂を見逃し三振に打ち取りピンチを脱する。

 タイガースは7回、この回先頭の藤村富美男の二ゴロをセカンド野村がエラー、山口の遊ゴロをショート山田がエラー、ここで松廣に代えて代打に景浦将が久々に登場するが遊飛に倒れて一死一二塁、伊賀上四球で一死満塁、若林の遊ゴロを又も山田がエラーする間に藤村が還って4-6、皆川が押出し四球を選んで5-6、田中の右犠飛で遂に6-6の同点、松木四球で二死満塁、本堂の遊ゴロは山田からセカンド野村に転送されるがこれを野村が落球する間に三走若林に続いて二走皆川も還って8-6、藤村の遊ゴロで本堂が二封されてスリーアウトチェンジ。

 タイガースは9回にも皆川、田中の連続二塁打と本堂の中犠飛で2点を追加して10-6とする。

 5回からマウンドに上がった若林忠志は8回までパーフェクトピッチング。9回も杉田屋、亀田を連続三ゴロに打ち取り続く山田も遊ゴロ、しかしショート皆川がこれをエラー、しかし代打で登場した伏見五郎を三球三振に仕留めてタイガースが逆転勝利をおさめる。
 タイガース7回の攻撃では二遊間コンビが二つずつのエラー、イーグルスは勝っていた試合を守備の破綻で失った。

 タイガースは10月19日にジャイアンツに敗れた以降これで九連勝、首位ジャイアンツに4.5ゲーム差に迫ってきた。尤も10月19日の時点でも6ゲーム差なのでジャイアンツもその後を8勝2敗と勝ち続けており中々差は詰まらない。秋季リーグ戦の優勝はジャイアンツが濃厚なのでシーズン終了後の東西対抗の後に春季優勝のタイガースとジャイアンツとの間で全日本選手権が行われる可能性が高い。ジャイアンツに強い若林忠志の復活はタイガースにとっては頼もしいところ。





               *若林忠志が無安打救援






2 件のコメント:

  1. やはり、創生期のプロ野球ですね。シーズン最後に30試合を同一球場でまとめてやるとは思っていませんでした。親父は無駄な四球の癖は治っていませんが、試合を壊さない程度の失点で強豪チームを抑えられるような自力がついてきたと思います。次は2-3日後でしょうか。楽しみです。

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  2. 雨天順延になった試合を後ろに組み込んでいるようです。日本野球界にとって長期リーグ戦の経験はまだ2年目ですので。

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