2025年5月30日金曜日

22年 金星vs南海 5回戦

6月26日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 18勝23敗1分 0.439 江田孝 門馬祐 
0 1 0 0 0 3 3 0 X 7 南海 22勝19敗1分 0.537 丸山二三雄

勝利投手 丸山二三雄 6勝3敗 
敗戦投手 江田孝        5勝10敗

二塁打 (南)朝井、別所

勝利打点(南)丸山二三雄 3

猛打賞 (南)別所昭 3


丸山二三雄、1安打完封に3打点

 後楽園の第2試合は江田孝と丸山二三雄の先発で午後3時6分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、一死後酒沢政夫が死球を受けて出塁、清原初男はストレートの四球で一死一二塁、ここで酒沢がディレードスチールを仕掛けるが丸山がサード山本一人監督に送球して酒沢は二三塁間に挟まれ、最後は三塁ベースカバーに入った丸山に送球されて「1-5-4-1C」でタッチアウト、酒沢には盗塁失敗が記録されて先制のチャンスを潰す。

 南海は2回裏、一死後岡村俊昭が右前打で出塁、朝井昇がライト線に二塁打を放って一死二三塁、丸山の中前タイムリーで1点を先制する。

 金星は4回表、先頭の清原の一塁ファウルフライを別所が落球、別所には失策が記録され、生き返った清原は10球ファウルで粘って四球で出塁、一死後小前博文が中前打を放って一二塁と同点のチャンスを迎えるが、ここは丸山が粘って無得点。

 南海は6回裏、先頭の山本が四球で出塁、岡村の右前打で無死一三塁、朝井の遊ゴロをショート酒沢が失して無死満塁、丸山が中前に2点タイムリーを放ち3-0、一走朝井は三塁に進み、打者走者の丸山も送球の間に二塁に進んで無死二三塁、坂田清春がスクイズバントを決めて4-0とする。

 南海は7回裏、先頭の河西俊雄の当りは遊ゴロ、これを酒沢が一塁に悪送球、別所は左前打、ダブルスチールを決めて無死二三塁、山本の左前タイムリーで5-0、無死一三塁から岡村の二ゴロで山本が二封される間に三走別所が還って6-0、朝井が左前打、二死後坂田が中前にタイムリーを放ち7-0として試合を決める。

 丸山二三雄は後半素晴らしい投球で5回以降を無安打に抑え、1安打6四球1死球6三振で今季初完封、6勝目をマークする。

 このところ低迷していた南海は久しぶりに“らしさ”を見せて快勝。

 丸山は4回、別所のファウルフライ落球で息を吹き返した清原を歩かせて小前に初ヒットを許す嫌な流れを自ら断ち切って1安打完封につなげた。得意の打撃でも先制打に続く追加点となる2点タイムリーも放ち3打点の活躍であった。

 なお、5月以降の実況中継で丸山二三雄の名前が一部「丸山二三男」の表記になっていましたが、気付いた限りで「丸山二三雄」に訂正しましたのでご報告します。

2025年5月29日木曜日

22年 中日vs阪急 6回戦

6月26日 (木) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 0 1 0 0 0 3 中日 27勝13敗       0.675 藤本英雄
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 19勝22敗2分 0.463 溝部武夫 野口二郎

勝利投手 藤本英雄 12勝6敗 
敗戦投手 溝部武夫   0勝2敗

二塁打 (中)藤本、古川
本塁打 (中)小鶴誠 4号

勝利打点(中)藤原鉄之助 1


藤本英雄、ハーラー単独トップ

 甲子園の第1試合は藤本英雄と溝部武夫の先発で午後1時34分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、先頭の田中幸男が四球を選ぶと二盗に成功、上田藤夫が三塁線を破るタイムリーを放ち1点を先制する。

 中日は2回表、先頭の小鶴誠が四球を選んで出塁、杉浦清監督が送りバントを決めて一死二塁、加藤正二は死球を受け、藤本が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち1-1の同点、一死二三塁から藤原鉄之助の放った飛球はライト線に飛び、ライト坂元義一はファウルグラウンドでキャッチ、三走加藤がタッチアップからホームイン、右邪犠飛となって2-1と勝ち越す。

 中日は6回表、二死後小鶴がレフトスタンドにホームラン、貴重な追加点となって3-1とリードを広げる。

 藤本英雄は6安打3四球3三振の完投で12勝目をマーク、ハーラー単独トップに立つ。

 2回の右邪犠飛については、二三塁なのでアウトカウントを増やすことを優先するのは正解。走者が三塁に一人なら坂元はラインを超えたところで捕球を見送るという手もあったか。まだ2回なのでアウトカウントを増やすことを優先するのは判断ミスではないだろう。

2025年5月27日火曜日

22年 東急vs大阪 6回戦

6月26日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 2 0 4 東急 12勝26敗1分 0.316 黒尾重明
1 2 0 1 0 0 1 0 X 5 大阪 29勝12敗1分 0.707 御園生崇男 武智修

勝利投手 御園生崇男 9勝0敗 
敗戦投手 黒尾重明     2勝7敗 
セーブ     武智修      3

二塁打 (東)長持2、熊耳

勝利打点(大)土井垣武 5


大阪、御園生-武智の継投で首位キープ

 第11節初日、後楽園の第1試合は黒尾重明と御園生崇男の先発で午後1時5分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、二死後金田正泰が死球を受けて出塁、藤村富美男の遊ゴロをショート鈴木清一がエラー、土井垣武の一塁線タイムリーで1点を先制する。

 大阪は2回裏、先頭の本堂保次がピッチャー強襲ヒット、山口政信の三ゴロでランナーが入れ替わり、長谷川善三は四球を選んで一死一二塁、御園生崇男の右前タイムリーで2-0、二死後塚本博睦の中前タイムリーで3-0とする。

 東急は4回表、先頭の大下弘が四球で出塁、長持栄吉のレフト線二塁打で無死二三塁、熊耳武彦が中前に2点タイムリーを放ち2-3と1点差に追い上げる。

 大阪は4回裏、先頭の呉昌征の当りは三ゴロ、これをサード大沢喜好がエラー、一死後呉が二盗を決め、二死後藤村が中前にタイムリーを放ち4-2と突き放す。

 大阪は5回から先発の御園生に代わって武智修がリリーフのマウンドに上がる。

 大阪は7回裏、先頭の金田がピッチャーへの内野安打で出塁、一死後土井垣の三ゴロを大沢がエラー、本堂の左前タイムリーで5-2とリードを広げる。

 東急は8回表、先頭の飯島滋弥はセカンドライナー、続く大下が右前打で出塁、長持が左中間にタイムリー二塁打を放ち3-5、更に熊耳も左中間タイムリー二塁打で続いて4-5と1点差に詰め寄るが、黒尾の痛烈なライナーがセカンド本堂のグラブに収まり二走熊耳が還れずゲッツー、反撃もここまでであった。

 大阪は御園生-武智の継投で辛くも逃げ切った。

 黒尾重明は3つのエラーに足を引っ張られて好投も空しく7敗目。

 東急は長持栄吉と熊耳武彦が好調でこの日も二人で4点をあげた。

 大阪は9本のヒットが全てシングル。ダイナマイト打線の特徴は連打にある。この日も敵失に絡めて効果的な適時打で加点した。

 一般に、「ダイナマイト打線」は藤村、別当、土井垣などの長打攻勢のイメージが強いが、それはライブリーボール時代になってからの話であり、「ダイナマイト打線」と名付けられた当時の打線は連打で加点するのが特徴である。

 今季ここまでリーグ全体で76本の本塁打が飛び出しているが、大阪は僅か6本であり、中日の「強竜打線」が15本と断然トップである。

 以下東急が12本、金星が10本、阪急が10本、太陽が8本、巨人が8本、近畿・南海が7本と続く。「ダイナマイト打線」は本塁打数ではリーグ最少なのである。

 大阪は打線のつながりで勝利を重ね、徐々に二位中日との差を開きつつある。

2025年5月26日月曜日

波乱の第10節

 各チーム5試合、合計20試合の長丁場となった第10節は、大阪が2勝3敗、中日が1勝4敗、南海が2勝3敗と上位チームが負け越し。

 打線が好調の阪急が4勝1敗、太陽が3勝2敗、投手陣が好調の巨人が4勝1敗、金星が3勝2敗、東急は1勝4敗ではあったが阪急に唯一の黒星を付けた試合では長持栄吉が5安打で熊耳武彦が6打点と爆発。

 個人表彰部門も下位球団が独占した。

 各チームの陣容が整ってきて上位下位の力差が縮小している。

 球場に詰めかける観客も増加しており、平日でも1万人を超え、日曜だと3万人越えも珍しくなくなった。

 中日が低迷しているのは岩本章の欠場が響いている。岩本は第9節で2本塁打を放ち週間MVPを獲得する活躍であったが、6月19日から欠場が続き、結局今季の出場は第9節で終了となり今後の出場はない。

 中日はシーズン終了後に赤嶺旋風が吹き荒れることになるが、岩本も赤嶺と行動を共にする。その予兆が既に現れているのかもしれない。


2025年5月24日土曜日

22年 第10節 週間MVP

週間MVP

投手部門
 金星 重松通雄 2 2勝2完封。 投球内容で川崎徳次を上回った。
打撃部門
 阪急 青田昇 1  22打数9安打5得点12打点、3本塁打。 

殊勲賞 
 太陽 藤井勇 2  21日の南海戦で決勝本塁打、23日の南海戦で逆転サヨナラ打。 
 巨人 川崎徳次 2 2勝2完封。 投球内容で僅かに重松通雄に譲った。
 阪急 野口明 1  21打数8安打2得点4打点、V打3個。 
 東急 熊耳武彦 1 21日の阪急戦で6打点。 
 東急 長持栄吉 1 21日の阪急戦で5安打。

敢闘賞 
 東急 大下弘 1   19打数11安打3得点2打点。 
 太陽 伊勢川真澄 1 21打数10安打1得点4打点。 
 阪急 田中幸男 1  23打数9安打7得点。 
 阪急 上田藤夫 1  23打数9安打6得点3打点。 
 巨人 千葉茂 2   20打数9安打2得点1打点。 

技能賞 
 南海 筒井敬三 1 20日の東急戦で3つの盗塁を刺す。
 金星 坪内道則 2 23打数11安打、オールシングルヒット。
 金星 酒沢政夫 1 22日の巨人戦で決勝スクイズ。

2025年5月23日金曜日

22年 南海vs太陽 8回戦

6月23日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0  0   1  3 南海 21勝19敗1分 0.525 丸山二三雄 中谷信夫 
0 0 0 0 0 0 0 2 0  0  2X 4 太陽 16勝24敗1分 0.400 藤村隆男

勝利投手 藤村隆男 1勝1敗 
敗戦投手 中谷信夫 4勝6敗

三塁打 (南)山本、中谷
本塁打 (太)伊勢川真澄 1号

勝利打点(太)藤井勇 3

猛打賞 (南)別所昭 2 (太)辻井弘 1、藤井勇 4


伊勢川が同点本塁打、藤井が逆転サヨナラ打

 甲子園の第2試合は丸山二三雄と藤村隆男の先発で午後3時18分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 5日間20試合の長丁場となった第10節フィナーレを飾る激闘となった。

 南海は3回表、先頭の朝井昇の当りは遊ゴロ、これをショート平野徳松がエラー、トップに返り安井亀和が送りバントを決め、二死後三番ファーストの別所昭はストレートの四球で二死一二塁、ここで山本一人監督が右中間に2点タイムリー三塁打を放ち2-0とリードする。

 南海先発の丸山は初回に一死満塁のピンチを無失点に抑え、2回以降も5回まで毎回安打を許しながら何とか無失点で切り抜ける粘りのピッチングを見せた。

 太陽は6回裏、先頭の森下重好が四球で出塁、南海ベンチはここで丸山から中谷信夫にスイッチ、伊勢川真澄は中前打を放って無死一二塁、平野が送りバントを決めて一死二三塁と一打同点のチャンス、藤村の遊ゴロで三走森下がホームを突くがショート小林悟楼からの本塁送球にタッチアウト、トップに返り荒川昇治も中飛に倒れて無得点。

 南海は8回表、一死後中谷信夫の当りはセンター頭上を越え、三塁に達した中谷はランニングホームランを狙ってホームに向かうが、太陽の中継プレーにタッチアウト。

 太陽は8回裏、先頭の森下の当りは三ゴロ、これをサード山本がエラー、一死後伊勢川がレフトスタンドに起死回生の同点ツーラン、試合を振り出しに戻す。

 南海は10回表、先頭の山本の当りは三ゴロ、これをサード中谷順次が一塁に悪送球、岡村俊昭の中前打で無死一二塁、小林が送りバントを決めて一死二三塁、しかし中谷信夫の打席で三走山本がキャッチャー伊勢川からの送球にタッチアウト、ここはサインの手違いがあったか、中谷は左飛に倒れて無得点。

 南海は11回表、二死後安井が二遊間にヒット、安井が二盗を決め、河西俊雄は四球を選んで二死一二塁、別所の打席でキャッチャー伊勢川が一塁に牽制悪送球して二走安井は三進、別所が左前にタイムリーを放ち3-2と勝ち越す。

 太陽は11回裏、先頭の平野が四球を選んで出塁、代走に松井信勝を起用、藤村の捕前のゴロをキャッチャー坂田清春が二塁に送球して松井は二封、記録は捕ゴロ、トップに返り荒川の遊ゴロをショート小林がエラー、一死一二塁から辻井弘の投ゴロで二者進塁して二死二三塁、ここで藤井勇が中前に逆転サヨナラ2点タイムリーを放ち激闘に終止符を打つ。

 藤村隆男は11回を13安打6四球無三振完投して今季初勝利をあげる。165球の熱投であった。

2025年5月22日木曜日

22年 巨人vs中日 6回戦

6月23日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 巨人 18勝22敗1分 0.450 川崎徳次 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 26勝13敗 0.667 藤本英雄

勝利投手 川崎徳次   7勝5敗 
敗戦投手 藤本英雄 11勝6敗

二塁打 (巨)内堀、小松川、川上 (中)小鶴
本塁打 (巨)平山菊二 2号

勝利打点(巨)平山菊二 5


平山菊二、決勝ツーラン

 後楽園の第2試合は川崎徳次と藤本英雄の先発で午後2時50分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は4回表、千葉茂と川上哲治が倒れて二死後小松原博喜が右中間に二塁打、平山菊二がレフトスタンドに第2号ツーランを叩き込んで2-0とリードする。

 試合はこの一発で決まった。

 巨人先発の川崎は終盤ピンチの連続。7回は先頭の小鶴誠がピッチャー強襲ヒット、大沢清の中前打で無死一三塁のピンチを迎えるが後続を抑えて無失点。8回は先頭の代打藤原鉄之助に右前打を許すが杉浦清監督を投ゴロ併殺に打ち取る。最終回は先頭の小鶴誠に右越え二塁打を打たれるが最後は連続三振で凌いで無失点。

 川崎徳次は7安打1四球6三振で今季4度目の完封、7勝目をマークする。

 川崎は6月8日の南海戦で5年ぶり戦後初完封を飾ると、12日の中日戦、19日の大阪戦と3試合連続完封。22日の金星戦はリリーフで2回3分の2を無失点、この日で先発した試合では4試合連続完封となり、現在40と3分の2イニング連続無失点を継続中である。

 首位争いを繰り広げる大阪と中日の調子が落ちてきて、現状では阪急、金星、巨人が3強である。阪急は今節上位打線が全員4割前後の打率、金星は重松、内藤、江田、三富の4人が完封勝利を連発、巨人も川崎に加えて今節は中尾と多田も完封と投手陣が好調である。

 中でも、重松通雄と川崎徳次は今節共に大阪と中日を完封、週間MVP投手部門は熾烈な争いが予想される。