0 0 0 2 0 0 0 2 0 4 東急 12勝26敗1分 0.316 黒尾重明
1 2 0 1 0 0 1 0 X 5 大阪 29勝12敗1分 0.707 御園生崇男 武智修
勝利投手 御園生崇男 9勝0敗
敗戦投手 黒尾重明 2勝7敗
セーブ 武智修 3
二塁打 (東)長持2、熊耳
勝利打点(大)土井垣武 5
大阪、御園生-武智の継投で首位キープ
第11節初日、後楽園の第1試合は黒尾重明と御園生崇男の先発で午後1時5分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、二死後金田正泰が死球を受けて出塁、藤村富美男の遊ゴロをショート鈴木清一がエラー、土井垣武の一塁線タイムリーで1点を先制する。
大阪は2回裏、先頭の本堂保次がピッチャー強襲ヒット、山口政信の三ゴロでランナーが入れ替わり、長谷川善三は四球を選んで一死一二塁、御園生崇男の右前タイムリーで2-0、二死後塚本博睦の中前タイムリーで3-0とする。
東急は4回表、先頭の大下弘が四球で出塁、長持栄吉のレフト線二塁打で無死二三塁、熊耳武彦が中前に2点タイムリーを放ち2-3と1点差に追い上げる。
大阪は4回裏、先頭の呉昌征の当りは三ゴロ、これをサード大沢喜好がエラー、一死後呉が二盗を決め、二死後藤村が中前にタイムリーを放ち4-2と突き放す。
大阪は5回から先発の御園生に代わって武智修がリリーフのマウンドに上がる。
大阪は7回裏、先頭の金田がピッチャーへの内野安打で出塁、一死後土井垣の三ゴロを大沢がエラー、本堂の左前タイムリーで5-2とリードを広げる。
東急は8回表、先頭の飯島滋弥はセカンドライナー、続く大下が右前打で出塁、長持が左中間にタイムリー二塁打を放ち3-5、更に熊耳も左中間タイムリー二塁打で続いて4-5と1点差に詰め寄るが、黒尾の痛烈なライナーがセカンド本堂のグラブに収まり二走熊耳が還れずゲッツー、反撃もここまでであった。
大阪は御園生-武智の継投で辛くも逃げ切った。
黒尾重明は3つのエラーに足を引っ張られて好投も空しく7敗目。
東急は長持栄吉と熊耳武彦が好調でこの日も二人で4点をあげた。
大阪は9本のヒットが全てシングル。ダイナマイト打線の特徴は連打にある。この日も敵失に絡めて効果的な適時打で加点した。
一般に、「ダイナマイト打線」は藤村、別当、土井垣などの長打攻勢のイメージが強いが、それはライブリーボール時代になってからの話であり、「ダイナマイト打線」と名付けられた当時の打線は連打で加点するのが特徴である。
今季ここまでリーグ全体で76本の本塁打が飛び出しているが、大阪は僅か6本であり、中日の「強竜打線」が15本と断然トップである。
以下東急が12本、金星が10本、阪急が10本、太陽が8本、巨人が8本、近畿・南海が7本と続く。「ダイナマイト打線」は本塁打数ではリーグ最少なのである。
大阪は打線のつながりで勝利を重ね、徐々に二位中日との差を開きつつある。
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