9月20日 (月) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 1 0 1 0 0 0 0 4 タイガース 10勝2敗 0.833 御園生崇男 若林忠志
0 0 0 0 1 0 1 0 0 2 金鯱 5勝6敗 0.455 鈴木鶴雄
勝利投手 御園生崇男 1勝0敗
敗戦投手 鈴木鶴雄 1勝2敗
セーブ 若林忠志 1
御園生崇男復活
タイガースは病気療養明けの御園生崇男が今季初登板。
タイガースは2回、一死後藤井勇の遊ゴロをショート瀬井清が高投、伊賀上良平四球、藤村富美男が右前に先制タイムリーを放ち伊賀上は三塁に、御園生の遊ゴロの間に伊賀上が還り2-0と先制する。更に3回、先頭の本堂保次中前打、山口政信右前打で無死一三塁、カイザー田中義雄の遊ゴロを又も瀬井が失して3-0。
金鯱は5回に江口行男、矢野槇雄の四球と小林利蔵の右前タイムリーで1点、7回には小林利四球、黒澤俊夫右前打で一死一三塁とし、小林茂太の左犠飛で1点返して2-4と詰め寄るがリリーフ若林忠志に抑えられタイガースが4対2で快勝。
後楽園では華々しくホームランが飛び交っているが、甲子園のタイガースは11本のヒットが全てシングル。金鯱の8安打も全てシングルであった。タイガースは主砲景浦将を欠いているがどこからでも打てる打線は健在。病気明けの御園生崇男は4回で降板したが今季初勝利をあげる。当時の勝利投手基準については2010年3月24日付けブログ「解読」を参照してください。
2010年9月4日土曜日
12年秋 名古屋vsセネタース 2回戦
9月20日 (月) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 名古屋 3勝7敗2分 0.300 森井茂
0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 セネタース 3勝7敗1分 0.300 野口明
二塁打 (名)白木、三浦
三塁打 (セ)大貫
野口明、森井茂の投げ合いで引き分く
名古屋は桝嘉一が怪我で欠場(桝は前の試合3回の守備から退いている。)し、三番ライトに遠藤忠二郎を起用する。
名古屋は2回、トップの白木一二が右中間に二塁打、芳賀直一の三ゴロの間に白木は三塁に進む。森井茂の当りは中前への飛球、これがポテンとなり三走白木は本塁へ突入、センター尾茂田叶からの送球はタイミングはアウトであったがキャッチャー中村民雄が落球して白木はホームイン。
セネタースは2回裏、トップの綿貫惣司が左翼線安打で出塁、大貫賢も中前打で続き、野口明の右翼線タイムリーで1-1の同点とする。セネタースは7回、先頭の大貫が右越えに三塁打、二死後苅田久徳が三遊間を破り2-1と勝ち越す。
しかし名古屋は8回、桝嘉一の代役三番の遠藤忠二郎が中前打で出塁、四番大沢清が送って小島茂男四球、二死後芳賀が左前に殊勲の同点タイムリーを放ち2-2とする。
剛の野口明、柔の森井茂は延長11回を投げきり規程により引分け。森井は10安打3四球1三振、野口明は7安打5四球1三振。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 名古屋 3勝7敗2分 0.300 森井茂
0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 セネタース 3勝7敗1分 0.300 野口明
二塁打 (名)白木、三浦
三塁打 (セ)大貫
野口明、森井茂の投げ合いで引き分く
名古屋は桝嘉一が怪我で欠場(桝は前の試合3回の守備から退いている。)し、三番ライトに遠藤忠二郎を起用する。
名古屋は2回、トップの白木一二が右中間に二塁打、芳賀直一の三ゴロの間に白木は三塁に進む。森井茂の当りは中前への飛球、これがポテンとなり三走白木は本塁へ突入、センター尾茂田叶からの送球はタイミングはアウトであったがキャッチャー中村民雄が落球して白木はホームイン。
セネタースは2回裏、トップの綿貫惣司が左翼線安打で出塁、大貫賢も中前打で続き、野口明の右翼線タイムリーで1-1の同点とする。セネタースは7回、先頭の大貫が右越えに三塁打、二死後苅田久徳が三遊間を破り2-1と勝ち越す。
しかし名古屋は8回、桝嘉一の代役三番の遠藤忠二郎が中前打で出塁、四番大沢清が送って小島茂男四球、二死後芳賀が左前に殊勲の同点タイムリーを放ち2-2とする。
剛の野口明、柔の森井茂は延長11回を投げきり規程により引分け。森井は10安打3四球1三振、野口明は7安打5四球1三振。
2010年9月3日金曜日
12年秋 ジャイアンツvsライオン 2回戦
9月20日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 2 0 0 2 0 2 10 ジャイアンツ 7勝5敗 0.583 前川八郎 青柴憲一
1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 ライオン 4勝8敗 0.333 菊矢吉男
勝利投手 前川八郎 1勝1敗
敗戦投手 菊矢吉男 2勝3敗
セーブ 青柴憲一 1
二塁打 (ジ)前川 (ラ)浅原
三塁打 (ジ)永澤
本塁打 (ジ)山本 1号
山本栄一郎、二試合連続猛打賞
ライオンは初回、鬼頭数雄右失、藤浪光雄四球から水谷則一が右中間にタイムリーを放って1点を先制する。ジャイアンツは2回、一死後伊藤健太郎が四球で出塁、永澤富士雄が右翼線に三塁打を放って1-1の同点。前川八郎四球後、山本栄一郎の内野安打で2-1と逆転、更にキャッチャー藤浪光雄の悪送球の間に前川も還り3-1、山本は三塁に進み、内堀保の中犠飛で4-1とする。
ジャイアンツは4回、二死後前川が右翼線に二塁打、ここで山本栄一郎が右翼スタンドにツーランホームランを叩き込み6-1とリードを広げる。更に7回、内堀のヒットと筒井修、水原茂の四球で満塁とし、伊藤が右前に2点タイムリーを放ち8-1とする。
ライオンは7回裏、四球の水谷を一塁において浅原直人が左中間に二塁打を放って水谷が還り2-8とするが、ジャイアンツは9回、筒井が内野安打で出塁すると水原との間でヒットエンドランを決めて無死一三塁、筒井がホームスチールを決めて9-2、更に水原を三塁に進めて永澤の三ゴロの間に1点を追加して10-2で快勝。前川は3回で降板し、4回から青柴憲一が好リリーフを見せる。
山本栄一郎は前の試合の4打数4安打に続いて本日も4打数3安打を記録。4回に放ったホームランは、ジャイアンツ在籍7年間で唯一のホームランである。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 2 0 0 2 0 2 10 ジャイアンツ 7勝5敗 0.583 前川八郎 青柴憲一
1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 ライオン 4勝8敗 0.333 菊矢吉男
勝利投手 前川八郎 1勝1敗
敗戦投手 菊矢吉男 2勝3敗
セーブ 青柴憲一 1
二塁打 (ジ)前川 (ラ)浅原
三塁打 (ジ)永澤
本塁打 (ジ)山本 1号
山本栄一郎、二試合連続猛打賞
ライオンは初回、鬼頭数雄右失、藤浪光雄四球から水谷則一が右中間にタイムリーを放って1点を先制する。ジャイアンツは2回、一死後伊藤健太郎が四球で出塁、永澤富士雄が右翼線に三塁打を放って1-1の同点。前川八郎四球後、山本栄一郎の内野安打で2-1と逆転、更にキャッチャー藤浪光雄の悪送球の間に前川も還り3-1、山本は三塁に進み、内堀保の中犠飛で4-1とする。
ジャイアンツは4回、二死後前川が右翼線に二塁打、ここで山本栄一郎が右翼スタンドにツーランホームランを叩き込み6-1とリードを広げる。更に7回、内堀のヒットと筒井修、水原茂の四球で満塁とし、伊藤が右前に2点タイムリーを放ち8-1とする。
ライオンは7回裏、四球の水谷を一塁において浅原直人が左中間に二塁打を放って水谷が還り2-8とするが、ジャイアンツは9回、筒井が内野安打で出塁すると水原との間でヒットエンドランを決めて無死一三塁、筒井がホームスチールを決めて9-2、更に水原を三塁に進めて永澤の三ゴロの間に1点を追加して10-2で快勝。前川は3回で降板し、4回から青柴憲一が好リリーフを見せる。
山本栄一郎は前の試合の4打数4安打に続いて本日も4打数3安打を記録。4回に放ったホームランは、ジャイアンツ在籍7年間で唯一のホームランである。
12年秋 イーグルスvs阪急 2回戦
9月20日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 イーグルス 7勝5敗 0.583 畑福俊英
2 1 0 0 2 0 0 1 X 6 阪急 6勝5敗1分 0.545 重松通雄 笠松実
勝利投手 笠松実 3勝2敗
敗戦投手 畑福俊英 5勝3敗
二塁打 (イ)ハリス、太田、中河 (阪)堀尾
三塁打 (阪)上田
本塁打 (阪)山下好 2号
山下好一、二試合連続ホームラン
イーグルスは初回、二死後バッキー・ハリスが左中間に二塁打、サム高橋吉雄が左前にタイムリーを放ち1-0と先制する。阪急はその裏、一死後黒田健吾が中前打、二死後ジミー堀尾文人が中越え二塁打を放って黒田が還り1-1の同点、更に上田藤夫が右中間に三塁打を放ち2-1と逆転する。
イーグルスは2回、先頭の太田健一が右中間を抜く二塁打、中河美芳が左前打で続き、漆原進の左前タイムリーで2-2の同点とする。阪急は先発重松通雄から笠松実にスイッチして流れを止めるとその裏、林信一郎遊失、大原敏夫四球から西村正夫がバントヒットを決めて一死満塁、黒田の中犠飛で3-2と再びリードする。
笠松は3回以降イーグルス打線を3安打無得点に抑える好投を見せる。阪急は5回、先頭の山下好一が四球で出塁、堀尾が送って上田の内野安打で一死一三塁、笠松が左前にタイムリーを放ち4-2、宇野錦次遊失で満塁とし、二番手マスクの島本義文が押出し四球を選んで5-2とする。更に8回、山下好一が二試合連続となる第2号ホームランを左翼スタンドに叩き込んで6-2とダメを押す。山下好一の二試合連続ホームランは恐らく史上初の快挙であるが、この快挙を中距離打者と言われる山下好一が達成したことが後楽園球場の狭さを物語っている。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 イーグルス 7勝5敗 0.583 畑福俊英
2 1 0 0 2 0 0 1 X 6 阪急 6勝5敗1分 0.545 重松通雄 笠松実
勝利投手 笠松実 3勝2敗
敗戦投手 畑福俊英 5勝3敗
二塁打 (イ)ハリス、太田、中河 (阪)堀尾
三塁打 (阪)上田
本塁打 (阪)山下好 2号
山下好一、二試合連続ホームラン
イーグルスは初回、二死後バッキー・ハリスが左中間に二塁打、サム高橋吉雄が左前にタイムリーを放ち1-0と先制する。阪急はその裏、一死後黒田健吾が中前打、二死後ジミー堀尾文人が中越え二塁打を放って黒田が還り1-1の同点、更に上田藤夫が右中間に三塁打を放ち2-1と逆転する。
イーグルスは2回、先頭の太田健一が右中間を抜く二塁打、中河美芳が左前打で続き、漆原進の左前タイムリーで2-2の同点とする。阪急は先発重松通雄から笠松実にスイッチして流れを止めるとその裏、林信一郎遊失、大原敏夫四球から西村正夫がバントヒットを決めて一死満塁、黒田の中犠飛で3-2と再びリードする。
笠松は3回以降イーグルス打線を3安打無得点に抑える好投を見せる。阪急は5回、先頭の山下好一が四球で出塁、堀尾が送って上田の内野安打で一死一三塁、笠松が左前にタイムリーを放ち4-2、宇野錦次遊失で満塁とし、二番手マスクの島本義文が押出し四球を選んで5-2とする。更に8回、山下好一が二試合連続となる第2号ホームランを左翼スタンドに叩き込んで6-2とダメを押す。山下好一の二試合連続ホームランは恐らく史上初の快挙であるが、この快挙を中距離打者と言われる山下好一が達成したことが後楽園球場の狭さを物語っている。
12年秋 名古屋vsタイガース 1回戦
9月18日 (土) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 1 3 名古屋 3勝7敗1分 0.300 遠藤忠次郎 木下博喜
0 0 0 3 0 1 1 0 X 5 タイガース 9勝2敗 0.818 西村幸生
勝利投手 西村幸生 4勝1敗
敗戦投手 遠藤忠二郎 0勝2敗
二塁打 (名)芳賀 (タ)松木
松木謙治郎の一振りで勝負あり
名古屋は初回、西村幸生の立ち上がりを攻めて一死後石田政良が右前打から盗塁、大沢清の右前タイムリーで1点、小島茂男が左前打で続き遠藤忠二郎が左前にタイムリーを放って2点を先制する。
タイガースは初回に松木謙治郎、山口政信がヒットに出るが無得点、遠藤の外に流れるカーブに苦しみ3回まで無得点。4回、一死後六番藤井勇が中前打で出塁、伊賀上良平右前打で一死一二塁、西村の二ゴロは4-6と渡るが併殺を免れ二死一三塁、岡田宗芳が四球でつなぎ二死満塁、トップに返り松木が右中間を破り三者が還って3-2と逆転する。
タイガースは6回、西村、岡田の連打に松木の四球で満塁とし、二番本堂保次が押出し四球を選んで4-2。7回にも藤村四球、伊賀上右前打の一二塁からキャッチャー三浦敏一の二塁牽制がセンターに抜ける間に藤村が一気にホームに還り5-2とする。
西村幸生は2、3、4回にも一安打ずつを許すが得点は与えず、5回~8回は無安打、9回に3四球とショート岡田のエラーにより1点を失うが、8安打4四球4三振の完投で4勝目をあげる。
この日のタイガースは主砲景浦将が欠場(怪我のためであろうか10月3日に復帰するまで欠場が続く)、二番本堂、四番カイザー田中義雄、五番藤村がノーヒット。しかしながら藤井以下の下位打線が出塁して松木の一振りで勝負を決めた。タイガースはこれで5連勝、二位のイーグルスが追い切れるとは考えにくく、早くも独走態勢に入ってきた。なお、第二試合に予定されていた金鯱vsセネタース1回戦は雨のため順延となった。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 1 3 名古屋 3勝7敗1分 0.300 遠藤忠次郎 木下博喜
0 0 0 3 0 1 1 0 X 5 タイガース 9勝2敗 0.818 西村幸生
勝利投手 西村幸生 4勝1敗
敗戦投手 遠藤忠二郎 0勝2敗
二塁打 (名)芳賀 (タ)松木
松木謙治郎の一振りで勝負あり
名古屋は初回、西村幸生の立ち上がりを攻めて一死後石田政良が右前打から盗塁、大沢清の右前タイムリーで1点、小島茂男が左前打で続き遠藤忠二郎が左前にタイムリーを放って2点を先制する。
タイガースは初回に松木謙治郎、山口政信がヒットに出るが無得点、遠藤の外に流れるカーブに苦しみ3回まで無得点。4回、一死後六番藤井勇が中前打で出塁、伊賀上良平右前打で一死一二塁、西村の二ゴロは4-6と渡るが併殺を免れ二死一三塁、岡田宗芳が四球でつなぎ二死満塁、トップに返り松木が右中間を破り三者が還って3-2と逆転する。
タイガースは6回、西村、岡田の連打に松木の四球で満塁とし、二番本堂保次が押出し四球を選んで4-2。7回にも藤村四球、伊賀上右前打の一二塁からキャッチャー三浦敏一の二塁牽制がセンターに抜ける間に藤村が一気にホームに還り5-2とする。
西村幸生は2、3、4回にも一安打ずつを許すが得点は与えず、5回~8回は無安打、9回に3四球とショート岡田のエラーにより1点を失うが、8安打4四球4三振の完投で4勝目をあげる。
この日のタイガースは主砲景浦将が欠場(怪我のためであろうか10月3日に復帰するまで欠場が続く)、二番本堂、四番カイザー田中義雄、五番藤村がノーヒット。しかしながら藤井以下の下位打線が出塁して松木の一振りで勝負を決めた。タイガースはこれで5連勝、二位のイーグルスが追い切れるとは考えにくく、早くも独走態勢に入ってきた。なお、第二試合に予定されていた金鯱vsセネタース1回戦は雨のため順延となった。
2010年9月2日木曜日
12年秋 ジャイアンツvsイーグルス 1回戦
9月18日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャイアンツ 6勝5敗 0.545 澤村栄治
0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 イーグルス 7勝4敗 0.636 畑福俊英
勝利投手 畑福俊英 5勝2敗
敗戦投手 澤村栄治 1勝2敗
二塁打 (ジ)伊藤
三塁打 (ジ)山本
畑福俊英、澤村栄治に投げ勝つ
イーグルスは3回まで二人の走者を出すが2回は四球で出塁し杉田屋守のバントで送られたサム高橋吉雄が左飛に飛び出しゲッツー、3回も先頭の中河美芳が四球に歩くが二盗に失敗して無得点。イーグルスは4回、先頭の寺内一隆が四球で出塁し、一死後バッキー・ハリスの一ゴロで二進、高橋が三遊間を破って寺内が還り1点を先制する。
ジャイアンツは毎回走者を出しながら12残塁の拙攻。澤村栄治は8回を投げきり4安打5四球7三振。山本栄一郎が4打数4安打と一人気を吐く。
畑福俊英は7安打5四球4三振で今季二度目の完封勝利。ハーラートップの5勝目をあげる。イーグルスはこれで今季7勝4敗、春季リーグ戦に7勝目をあげた時には32敗していた。澤村の秋季リーグ戦の不振は7月の徴兵検査に甲種合格したことによる精神的ショックに起因すると伝わっているが、3ヶ月半で244回を力を抜くことなく投げ抜いた反動と考えるのが普通ではないか。畑福も春季リーグ戦では240回を投げているが早くに肩を痛めたこともあって剛球投手から軟投派に切り替え、現在、恐らく投手人生最高の状況にある(最高の状態は他の時期にあったかもしれないが)。澤村と畑福は昭和9年全日本、昭和10年第1回アメリカ遠征、昭和11年第2回アメリカ遠征、昭和11年公式戦で同じ釜の飯を食い、常に四歳年下の澤村がエース、畑福が控え投手という関係にあった。そして畑福は昭和12年、新規に立ち上げられたイーグルスに放出され、春季リーグ戦では澤村が24勝4敗、畑福は7勝21敗であった。畑福はこの時、赤提灯で心の中で快哉を叫びながらも、苦楽を共にしてきた後輩澤村の苦境に思いを馳せていたのではないだろうか。
イーグルスは本拠地後楽園球場での初勝利。畑福俊英は巨人軍公式戦初勝利投手、イーグルス公式戦初勝利投手に続いてイーグルス本拠地初勝利投手及び春季八戦全敗だったイーグルスのジャイアンツ戦初勝利投手をも記録することとなった。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャイアンツ 6勝5敗 0.545 澤村栄治
0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 イーグルス 7勝4敗 0.636 畑福俊英
勝利投手 畑福俊英 5勝2敗
敗戦投手 澤村栄治 1勝2敗
二塁打 (ジ)伊藤
三塁打 (ジ)山本
畑福俊英、澤村栄治に投げ勝つ
イーグルスは3回まで二人の走者を出すが2回は四球で出塁し杉田屋守のバントで送られたサム高橋吉雄が左飛に飛び出しゲッツー、3回も先頭の中河美芳が四球に歩くが二盗に失敗して無得点。イーグルスは4回、先頭の寺内一隆が四球で出塁し、一死後バッキー・ハリスの一ゴロで二進、高橋が三遊間を破って寺内が還り1点を先制する。
ジャイアンツは毎回走者を出しながら12残塁の拙攻。澤村栄治は8回を投げきり4安打5四球7三振。山本栄一郎が4打数4安打と一人気を吐く。
畑福俊英は7安打5四球4三振で今季二度目の完封勝利。ハーラートップの5勝目をあげる。イーグルスはこれで今季7勝4敗、春季リーグ戦に7勝目をあげた時には32敗していた。澤村の秋季リーグ戦の不振は7月の徴兵検査に甲種合格したことによる精神的ショックに起因すると伝わっているが、3ヶ月半で244回を力を抜くことなく投げ抜いた反動と考えるのが普通ではないか。畑福も春季リーグ戦では240回を投げているが早くに肩を痛めたこともあって剛球投手から軟投派に切り替え、現在、恐らく投手人生最高の状況にある(最高の状態は他の時期にあったかもしれないが)。澤村と畑福は昭和9年全日本、昭和10年第1回アメリカ遠征、昭和11年第2回アメリカ遠征、昭和11年公式戦で同じ釜の飯を食い、常に四歳年下の澤村がエース、畑福が控え投手という関係にあった。そして畑福は昭和12年、新規に立ち上げられたイーグルスに放出され、春季リーグ戦では澤村が24勝4敗、畑福は7勝21敗であった。畑福はこの時、赤提灯で心の中で快哉を叫びながらも、苦楽を共にしてきた後輩澤村の苦境に思いを馳せていたのではないだろうか。
イーグルスは本拠地後楽園球場での初勝利。畑福俊英は巨人軍公式戦初勝利投手、イーグルス公式戦初勝利投手に続いてイーグルス本拠地初勝利投手及び春季八戦全敗だったイーグルスのジャイアンツ戦初勝利投手をも記録することとなった。
12年秋 阪急vsライオン 1回戦
9月18日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 3 0 1 0 1 0 5 阪急 5勝5敗1分 0.500 石田光彦
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 ライオン 4勝7敗 0.364 近藤久 桜井七之助
勝利投手 石田光彦 3勝2敗
敗戦投手 近藤久 1勝2敗
二塁打 (ラ)坪内
本塁打 (阪)上田 1号、 林 1号、 山下好 1号 (ラ)浅原 1号
史上初の空中戦
ライオンは2回、先頭の浅原直人が右翼スタンドに今季第1号ホームランを叩き込んで華々しい空中戦の幕が切って落とされる。
阪急は4回、先頭の山下実が死球で出塁(山下実は次の守備から交代し、半月ほど休むこととなる。)、山下好一の投ゴロは1-4-3と渡るゲッツーとなりチャンスは潰えたかに見えたが続くジミー堀尾文人が又も死球、石田光彦も四球で歩き二死一二塁、ここで七番上田藤夫が左越えに逆転スリーランホームランを放ち3-1とする。
阪急は6回、山下実に代わってファーストに入った林信一郎が左翼スタンドにホームランを放ち4-1。ライオンは7回、二失と盗塁の柳澤騰市を二塁において鬼頭数雄が左前にタイムリーを放って2-4とするが阪急は8回、山下好一が右翼スタンドにとどめの一撃を放って5-2としてライオンを突き放す。
春季リーグ戦終盤のノーヒットノーラン以来好調が続く石田光彦は5安打4四球4三振の完投で3勝目をあげる。
後楽園球場が開幕して7試合で8本のホームランが飛び出す。綺麗な球場に移って選手が張り切っていることも要因かもしれないが、本日はこれまでほとんど見られなかった流し打ちのホームランが浅原、山下好一と二本出ていることからも、単に狭いことが要因のようである。
昭和9年、全米チームが来日した際、ベーブ・ルースらも「甲子園は広すぎてホームランが出ないことが野球の魅力を半減させている」と指摘している。ヤンキースタジアムはベーブ・ルースにホームランを打たせるために右翼が狭く左中間が極端に広いいびつな形に設計された。おかげで本来中距離打者である左打者ルー・ゲーリッグのホームラン数が伸び、右打者のジョー・ディマジオはその実力に比してホームラン数は極端に少ない。しかしホームランがプロ野球の見せ場であることも事実であり、プロ野球専門に設計された後楽園球場がそのあたりを考慮されて両翼78メートルとされた可能性が高い(戦後少し拡張された)。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 3 0 1 0 1 0 5 阪急 5勝5敗1分 0.500 石田光彦
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 ライオン 4勝7敗 0.364 近藤久 桜井七之助
勝利投手 石田光彦 3勝2敗
敗戦投手 近藤久 1勝2敗
二塁打 (ラ)坪内
本塁打 (阪)上田 1号、 林 1号、 山下好 1号 (ラ)浅原 1号
史上初の空中戦
ライオンは2回、先頭の浅原直人が右翼スタンドに今季第1号ホームランを叩き込んで華々しい空中戦の幕が切って落とされる。
阪急は4回、先頭の山下実が死球で出塁(山下実は次の守備から交代し、半月ほど休むこととなる。)、山下好一の投ゴロは1-4-3と渡るゲッツーとなりチャンスは潰えたかに見えたが続くジミー堀尾文人が又も死球、石田光彦も四球で歩き二死一二塁、ここで七番上田藤夫が左越えに逆転スリーランホームランを放ち3-1とする。
阪急は6回、山下実に代わってファーストに入った林信一郎が左翼スタンドにホームランを放ち4-1。ライオンは7回、二失と盗塁の柳澤騰市を二塁において鬼頭数雄が左前にタイムリーを放って2-4とするが阪急は8回、山下好一が右翼スタンドにとどめの一撃を放って5-2としてライオンを突き放す。
春季リーグ戦終盤のノーヒットノーラン以来好調が続く石田光彦は5安打4四球4三振の完投で3勝目をあげる。
後楽園球場が開幕して7試合で8本のホームランが飛び出す。綺麗な球場に移って選手が張り切っていることも要因かもしれないが、本日はこれまでほとんど見られなかった流し打ちのホームランが浅原、山下好一と二本出ていることからも、単に狭いことが要因のようである。
昭和9年、全米チームが来日した際、ベーブ・ルースらも「甲子園は広すぎてホームランが出ないことが野球の魅力を半減させている」と指摘している。ヤンキースタジアムはベーブ・ルースにホームランを打たせるために右翼が狭く左中間が極端に広いいびつな形に設計された。おかげで本来中距離打者である左打者ルー・ゲーリッグのホームラン数が伸び、右打者のジョー・ディマジオはその実力に比してホームラン数は極端に少ない。しかしホームランがプロ野球の見せ場であることも事実であり、プロ野球専門に設計された後楽園球場がそのあたりを考慮されて両翼78メートルとされた可能性が高い(戦後少し拡張された)。
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