暑さ対策を講じなければ何も始まらない。
足の筋肉が不意に細かく収縮・けいれんを起こすことを「足がつる」と言います。
選手の「足がつる」と試合は中断、守りの選手を全てベンチに引き上げ、足がつった選手の治療をするというのが現在のルールです。
7月26日の神奈川決勝戦。後半、横浜の緒方選手の打席でスウィングした際に足がつって試合は中断、守っていた全選手をベンチに引き上げ、緒方選手は10分ほど治療して再出場。その後も横浜の他の選手の打席で足がつりましたが、何度も中断はまずいと判断されたのか今度は試合続行、その選手はスウィングするたびに足を引きずっていましたがそのまま打席に立ち続けて凡退、試合は中断されることなく選手交代となりました。
そして遂には主審の足がつり再度守りの選手を引き上げて試合は中断、主審は治療しても回復することなく一塁塁審と交代して退場となりました。
このような酷暑なの中で行われた激戦で最後に悲劇が起きます。
9回表、慶應の攻撃は無死一塁でセカンドゴロ、二塁手はゲッツーを狙って二塁に送球、ゲッツーを取れるか微妙なタイミングだったことから横浜のショート緒方はサッと二塁ベースの端を蹴って一塁転送、二塁のタイミングは完全にアウトで一塁は微妙なタイミングでセーフの判定、誰もが一死一塁で試合再開と思ったところ、二塁塁審は両手を広げてセーフの判定。
通常、NHKはミスジャッジと思われるプレーのリプレイは放映しませんが、さすがにこの場面はリプレイで放映、緒方の足は明らかにベースタッチしており、ミスジャッジの批判をやらないことが慣例となっているNHKの解説者も「あの角度からは審判には見えませんからね。」と暗にミスジャッジを認めるコメント。
勝った慶應の監督は「ツキに恵まれた」とミスジャッジを認めるコメント。
走者一塁で二塁塁審がダイヤモンドの内側に入るのは盗塁の判定をし易くするためのもので通常のフォーメーションですが、併殺プレーの場合に現在の優秀なショートストップがベースの向こう側を蹴って一塁転送する際のベースタッチは見えない角度になることは常識です。この二塁塁審は野球経験があったのでしょうか。野球が好きで野球経験なしで審判になる方は多くいますが、このような高度なプレーを判定する能力に欠けていることはよくあり、高校野球におけるミスジャッジは数多く見られる現実があることは多くの野球関係者が認めているところです。
それに加えて主審の足もつるこの暑さ。意識が朦朧としたまままともな判定ができる訳がありません。リプレイ検証が望まれるところですが老害揃いの高野連にそのような改革ができる訳がない。
当ブログの提言としては、第1試合の開始を午前8時、昼間は休んで第2試合の開始は午後4時、第3試合は午後7時開始のナイトゲーム。照明施設のある球場は各県に数多く存在しますし、足りなければ造ればよい。もちろん、審判員のレベルの改善はできませんが、暑さ対策にはこれしかないと考えます。審判員も少しはまともな判定ができるようになるのではないでしょうか。
本日のタイトルは、PUFFYの名曲「渚にまつわるエトセトラ」をパクらせていただきました(笑)。
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