2023年7月1日土曜日

22年 中日vs金星 2回戦

4月22日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 1 0 0 0 1 4 中日 3勝2敗 0.600 藤本英雄 
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 金星 2勝2敗 0.500 門馬祐

勝利投手 藤本英雄 2勝1敗 
敗戦投手 門馬祐    0勝1敗

二塁打 (中)藤原 (金)大友
本塁打 (金)小前博文 1号

勝利打点(中)上林繁次郎 1 


上林繁次郎、代打決勝打

 開幕週最終日、後楽園の第2試合は藤本英雄と門馬祐の先発で午後3時30分、澤球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は初回、一死後金山次郎が四球で出塁、古川清蔵も死球を受けて一死一二塁、小鶴誠の二ゴロをセカンド大友一明がファンブル、更に三塁送球が悪送球となるダブルエラーで金山が生還して1点を先制、一死一三塁から杉浦清監督の遊ゴロの間に三走古川が還って2-0とする。

 初回は不運な失点があったプロ入り初先発の門馬が好投を見せた。2回、三村勲、藤本、藤原鉄之助を三者三振。3回は岩本と古川から三振を奪い三者凡退。4回も杉浦から三振を奪って三者凡退。

 金星は4回裏、先頭の西沢道夫が三塁にヒット、一死後小前博文がレフトスタンドに同点ツーランを叩き込み2-2と追い付いて好投の門馬を援護する。

 しかし中日は5回表、二死後藤原が左中間に二塁打、トップに返り岩本に代わる代打上林繁次郎がレフト線にタイムリーを放ち3-2と勝ち越す。

 中日は9回表、一死後加藤正二が中前打で出塁すると二死後二盗に成功、藤本が左前にタイムリーを放ち4-2とリードを広げる。

 金星は最終回、先頭の清原初男が右前打で出塁、小前の三ゴロでランナーが入れ替わり、辻勇夫に代わる代打内藤幸三の二ゴロで再度ランナーが入れ替わり、門馬に代わる代打重松通雄の中前打で内藤は三塁に進むが、重松が二塁を欲張り「8-6-4」と渡ってタッチアウトでゲームセット。

 藤本英雄は8安打2四球2三振の完投で2勝目をマークする。

 プロ入り初登板初先発の門馬祐は序盤素晴らしいピッチングを見せたが、初回の大友のダブルエラーが痛かった。次回の登板に期待がかかるところであるがチャンスが回ってくることはなく、未勝利のまま球界を去ることとなる。

 プロ入り初安打が代打決勝打となった上林繁次郎は、プロでもそこそこの活躍を見せるが、政界に進出して成功し、参議院議員を2期務めることとなる。政治家としてのスタートは船橋市からで、千葉県議を経ての中央政界入りは後の首相野田佳彦と同じである。上林が政界を引退した1980年に野田は松下政経塾に一期生として入塾し、政治家への道をスタートすることとなる。

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