2023年7月30日日曜日

22年 中日vs近畿 1回戦

4月27日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 1 0 0 1 0 0 5 中日 6勝2敗 0.750 松尾幸造 服部受弘 
1 0 1 1 0 0 0 0 1 4 近畿 4勝3敗 0.571 丸山二三男 中谷信夫

勝利投手 服部受弘    2勝0敗 
敗戦投手 丸山二三男 1勝1敗

二塁打 (中)岩本、加藤 (近)安井、堀井
本塁打 (中)小鶴誠 1号

勝利打点(中)小鶴誠 2

猛打賞 (中)古川清蔵 2


強竜打線がディレードスチール2回

 第2節3日目、西宮の第1試合は松尾幸造、丸山二三男両左腕の先発で午後1時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は初回、一死後金山次郎が四球を選んで出塁、古川清蔵は三遊間にヒット、小鶴誠がセンター左奥深くにスリーランホームランを叩き込んで3点を先制する。

 初回から強竜打線が火を噴いた。

 近畿は1回裏、先頭の安井亀和が右中間に二塁打、一死後田川豊が中前にタイムリーを放ち1-3とする。

 近畿は2回裏、一死後丸山がレフト線にヒット、筒井敬三は四球、二死後トップに返り安井もストレートの四球で満塁、中日ベンチはここで先発の松尾から服部受弘にスイッチ、河西俊雄は左飛に倒れて無得点。

 近畿は3回裏、二死後飯田徳治が三遊間にヒット、堀井数男の右超えタイムリー二塁打で1点差とする。

 近畿は近畿らしく着々と加点する。

 中日は4回表、先頭の岩本章が左越えに二塁打、近畿ベンチはここで先発の丸山から中谷信夫にスイッチ、一死後好調古川清蔵が中前にタイムリーを放ち4-2と突き放す。

 近畿は4回裏、先頭の筒井がレフト線ヒットから二盗に成功、小林悟楼の遊ゴロで二走筒井がスタート、ショート杉浦清監督が三塁に送球して筒井はタッチアウト、トップに返り安井の中前打をセンター古川が後逸する間に一走小林が一気にホームに還って3-4と追い上げる。

 中日は5回表、先頭の加藤正二はライト線に二塁打、後続が倒れて二死二塁、服部の打席で加藤がディレードスチールを仕掛けるが中谷が落ち着いて三塁に送球してタッチアウト。

 中日は7回表、先頭の古川が三塁にヒット、一死後古川が二盗に成功、二死後加藤の打席で中原が初球を投げたところで古川がディレードスチール、これがキャッチャー筒井の送球ミスを誘い古川が生還、5-3と再度突き放す。

 古川には二盗と三盗が記録され、ホームへの生還は筒井からセカンド安井への送球ミスの間のものと記録されている。

 近畿は最終回、二死後田川がライト線にヒット、山本一人監督も右前打で続いて二死一二塁、飯田に代わる代打別所昭が左前にタイムリーを放ち4-5と詰め寄り最後まで粘りを見せるが、堀井は投ゴロに倒れてゲームセット。

 中日は強竜打線に機動力を絡めて首位を独走、勝率は7割5分に乗せてきた。

 1970年代以降の「強竜打線」は、マーチン、ケン・モッカ、ゲーリー、パウエル、ゴメス、タイロン・ウッズ、ブランコなど助っ人外国人が主軸となるが、元祖「強竜打線」は和風であった。

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