2022年1月15日土曜日

21年 パシフィックvs中部日本 10回戦

9月26日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 3 4 0 3 0 12 パ軍 34勝46敗3分 0.425 井筒研一 真田重蔵
1 0 0 1 0 0 0 0 0  2  中部 31勝49敗2分 0.388 久野勝美 星田次郎 井上嘉弘

真田重蔵 20勝16敗 
久野勝美   1勝2敗

二塁打 (パ)伊勢川、辻井、小島
三塁打 (パ)森下、藤井

勝利打点(パ)森下重好 6

猛打賞 (パ)小島利男 2、辻井弘 1、伊勢川真澄(4安打)5


真田が好リリーフで20勝

 9月の最終節となる第23節、後楽園の第1試合は井筒研一と久野勝美の先発で午後1時4分、桝球審の右手が上がりプレイボール。

 中部は初回、先頭の岩本の当りは遊飛、これをショート白石が落球、金山が送って一死三塁、古川の遊ゴロの間に岩本は三進、小鶴は四球を選んで二死一三塁、ここで井筒が一塁に山なりの牽制、これを見て三走岩本がスタートを切りファースト辻井が本塁に送球するがセーフ、岩本にホームスチールが記録されて1点を先制する。技能賞は確定でしょう。

 パ軍は2回表、先頭の森下が四球で出塁、辻井の中前打で無死一二塁、伊勢川が右中間に同点タイムリー二塁打を放ち1-1、平野徳松の右前タイムリーで2-1と逆転する。

 中部は4回裏、先頭の古川が二遊間にヒット、小鶴の中前打で無死一二塁、杉浦清監督の遊ゴロをショート白石が三塁に送球するがサード平野が落球して無死満塁、藤原鉄之助の右犠飛で2-2の同点、パ軍藤本定義監督はここで井筒から真田重蔵にスイッチ、真田は笠石徳五郎を四球で歩かせて一死満塁とするが、久野を三振、三村を二飛に打ち取り中部は同点止まり。

 パ軍は5回表、先頭の小暮が8球粘って四球で出塁、小島利男の三塁線ヒットで無死一二塁、藤井は中飛に倒れるが、森下が右中間に2点タイムリー三塁打、辻井も中前にタイムリーを放ち5-2とリードする。

 中部は6回から久野に代わって星田次郎がマウンドに上がる。

 パ軍は6回表、一死後白石がストレートの四球で出塁、二死後小島が左前にヒット、今度は藤井が右中間に2点タイムリー三塁打を放ち7-2、森下の左前タイムリーで8-2、森下が二盗に成功、キャチャー藤原の悪送球があって森下は三進、辻井が四球から二盗を決めて二死二三塁、伊勢川の左前タイムリーで9-2と大量リードする。

 パ軍は8回表、一死後藤井が死球を受けて出塁すると代走に平桝俊之を起用、森下は右飛に倒れるが、辻井の右中間二塁打で二死二三塁、ここで4打数4安打の伊勢川に代えて代打に富松信彦を起用、富松はストレートの四球、その4球目にキャッチャー藤原が三塁牽制、これが悪送球となって三走平桝が生還、二走辻井も三塁ベースを蹴ってホームに還り11-2、続く喜瀬正顕もストレートの四球、真田の遊ゴロをショート杉浦清監督がエラーして二死満塁、トップに返り白石が押し出し四球を選んで12-2とする。

 リリーフの真田重蔵は5回3分の2を投げて2安打3四球5三振無失点の好投、20勝目をマークする。

 8回に代走に出てホームを踏んだ平桝俊之は、広陵-慶大-タイガースで活躍した平桝敏男の16歳離れた弟。プロでの出場はこの試合だけで、通算成績は0打数0安打1得点である。


*藤井の代走に出た平桝俊之はこれがプロでの唯一の出場。


0 件のコメント:

コメントを投稿