0 1 0 0 0 4 2 0 0 7 阪急 45勝45敗 0.500 鳥居兵治 今西錬太郎 大平茂
2 5 2 0 0 0 0 0 X 9 巨人 48勝30敗2分 0.615 藤本英雄
勝利投手 藤本英雄 13勝4敗
敗戦投手 鳥居兵治 1勝1敗
二塁打 (急)野口明、坂井、青田、野口二郎 (巨)藤本
三塁打 (巨)千葉、山川
本塁打 (急)大平茂 1号 (巨)川上哲治 7号
勝利打点(巨)千葉茂 7
後楽園で木曜最多の9,342人
後楽園の第2試合は鳥居兵治と藤本英雄の先発で午後3時15分、島球審の右手が上がりプレイボール。
巨人は初回、先頭の山田潔が四球を選んで出塁、山川喜作は右飛に倒れるが、千葉が左中間にタイムリー三塁打を放ち1点を先制、川上は四球、黒沢の中犠飛で2-0とする。
阪急は2回表、一死後野口明が右中間に二塁打、日比野はストレートの四球、坂井がライト線にタイムリー二塁打を放ち1-2とする。
巨人は2回裏、先頭の多田文久三がレフト線にヒット、内堀は三振に倒れるが、藤本のレフト線二塁打で一死二三塁、トップに返り山田の中前タイムリーで3-1、一死一三塁となって阪急ベンチは先発の鳥居から今西錬太郎にスイッチ、山川の三ゴロをサード坂井がエラー、三走藤本はストップして一死満塁、千葉の中犠飛で4-1、川上がライトスタンドに弾丸ライナーのスリーランを叩き込んで7-1とする。
巨人は3回表の守備から内堀を下げてセンター多田がマスクを被り、センターに呉新亨を入れる。
阪急は3回裏から今西に代えて大平茂を三番手のマウンドに上げる。
巨人は3回裏、先頭の多田が四球で出塁、呉新亨が中前打を放って無死一二塁、藤本の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー、トップに返り山田は四球を選んで二死一三塁、山川がセンター左奥に2点タイムリー三塁打を放ち9-1と突き放す。
阪急は6回表、一死後野口二郎が17試合連続安打となるピッチャー強襲ヒット、野口明はストレートの四球、二死後坂井の二ゴロをセカンド千葉がエラーする間に二走野口二郎が還って2-9、二死一二塁から大平がライトスタンドにスリーランホームランを放ち5-9と追い上げる。
阪急は7回表、二死後青田が三塁線を破る二塁打、野口二郎がライト線にタイムリー二塁打を放ち6-9、野口明の右飛をライト坂本茂が落球する間に二走野口二郎が還って7-9と追い上げるが反撃もここまで。
藤本英雄は9安打4四球2三振の完投で13勝目をマークする。7失点ながら自責点は2点であった。
大平茂がプロ入り初ホームランを放った。大平にとって、プロ在籍3年間で唯一の本塁打となる。
今西錬太郎は今季4本目の被本塁打となったが、打たれたのは黒沢俊夫のランニングホームランを含めて大下弘、川上哲治(2本)と左バッターばかり。下手投げの今西は左打者対策が今後の課題となる。
この日の後楽園は木曜日としては過去最多となる9,342人の観客が詰めかけた。コロナ感染者と同様、観客数は曜日ごとにデータを蓄積する必要がある。なお、西宮では7月25日の木曜日に9,967人を記録している。
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