１８年 阪急vs西鉄 ３回戦

5月10日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 阪急 9勝9敗 0.500 笠松実
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 西鉄 5勝12敗2分 0.294 重松通雄 近藤貞雄

勝利投手 笠松実     3勝0敗
敗戦投手 重松通雄 2勝5敗

二塁打　（急）下社

勝利打点　下社邦男　3


笠松実、2安打完封

　3回までノーヒットの阪急は4回、先頭のフランク山田伝がストレートの四球で出塁、上田藤夫の三ゴロをサード中村信一がエラーして無死一二塁とチャンス到来、池田久之が送って一死二三塁、ここで下社邦男が左犠飛を打ち上げ、無安打で1点を先制する。

　阪急は5回、先頭の松本利一が右前にチーム初ヒット、しかし伊藤健一のセンターライナーに松本が飛び出し、センター富松信彦からの一塁送球でダブルプレー。

　阪急は6回、先頭の山田が四球で出塁すると二盗に成功、上田は右邪飛、池田は左直に倒れるが、下社がレフト線に二塁打を放って2-0とする。

　阪急先発の笠松実は得意のシュートが冴え渡り、西鉄打線を2安打1四球2三振に抑えて完封、開幕から3連勝を飾る。


　西鉄打線は内野への凡飛が多く、3回は佐藤武夫が二飛、5回は祖父江東一郎が三邪飛、重松通雄が一飛、6回は宇野錦次が一飛、中村民雄が一邪飛であった。笠松のシュートに詰まらされていたようだ。

　阪急はフランク山田伝が4回と6回に四球で出塁して2得点、打点は何れも下社邦男であった。山田は4打席1打数無安打3四球、笠松も4打席1打数無安打3四球を記録した。