2016年7月10日日曜日

18年 西鉄vs南海 2回戦


5月15日 (土) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0  1 西鉄 6勝13敗2分 0.316 重松通雄
0 0 0 0 0 1 0 0 0  0 1X  2 南海 9勝12敗 0.429 別所昭

勝利投手 別所昭     6勝7敗
敗戦投手 重松通雄 2勝6敗

二塁打 (南)中野
本塁打 (南)猪子 1号

勝利打点 八木進 2

猛打賞 (西)重松通雄 1 (南)猪子利男 1


八木進、サヨナラ打

 警戒警報が発令される中で試合は行われたようだ。東京では5月13日から17日まで試合は行われていない。

 南海は好調の中野正雄を三番に抜擢してきた。


 西鉄は初回、先頭の中村信一が四球で出塁、濃人渉は左邪飛、富松信彦の投ゴロの間に中村は二進、野口明がライト線にタイムリーを放って1点を先制する。続く黒澤俊夫の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。


 西鉄は2回、先頭の祖父江東一郎が死球を受けて出塁、重松通雄の中前打で無死一二塁、ここで祖父江が三盗を試みるがキャッチャー八木進からの送球にタッチアウト、プロ入り初出場の鵜飼勉が四球を選んで一死一二塁、佐藤武夫のショートライナーに二走重松が飛び出しておりダブルプレー。


 南海は6回、先頭の猪子利男がライトに同点ホームラン、1-1と追い付く。スコアカードの記載から見ると、これはランニングホームランのようだ。


 西鉄は8回、先頭の佐藤がストレートの四球で出塁、トップに返り中村信一の一ゴロでピッチャー別所昭が一塁ベースカバーに入り「3-1A」でワンアウト、一走佐藤が二塁をオーバーランしたのを見て別所がが二塁に送球して佐藤もタッチアウト、「3-1-6」のダブルプレーが記録される。


 西鉄は9回、一死後黒沢がストレートの四球で出塁、二死後重松が三塁線にバントヒットして二死一二塁、しかし鵜飼に代わる代打中村民雄は投飛に倒れて無得点。


 南海は9回裏、先頭の堀井数男が二遊間にヒット、別所が送りバントを決めて一死二塁、しかし八木は左飛、長谷川善三は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。


 西鉄は11回表、先頭の野口明がストレートの四球で出塁、黒沢の捕前送りバントをキャッチャー八木がダッシュ良く飛び出して二塁に送球、野口明は二封されて一死一塁、祖父江の遊ゴロは「6-4-3」と渡って西鉄はこの試合4つ目の併殺を喫す。


 南海は11回裏、先頭の中野が左中間に二塁打、堀井の三塁線バントが内野安打となって無死一三塁、別所は四球を選んで無死満塁、ここで八木が右前にサヨナラ打を放ち、南海が接戦を制す。


 別所昭は11回を4安打8四球1死球3三振で完投、ハーラー単独トップとなる6勝目をあげる。


 重松通雄も10回3分の0を10安打4四球3三振で完投、打っては4打数3安打の猛打賞を記録した。


 南海は猪子利男が同点ランニングホームランを含む5打数3安打の猛打賞。八木進は9回裏のサヨナラ機には左飛に倒れたが、11回裏は綺麗に決めた。11回表の守備で捕前バントを二塁に送球して走者を刺し、ピンチを未然に防いだ守備も見逃せない。プロ入り初めて三番に抜擢された中野正雄は11回に先頭打者として左中間に二塁打を放ち、サヨナラのホームを踏んだ。



*猪子利男の第3打席はランニングホームランのようです。オーバーフェンスであれば、飛球を示す「O」か、ライナーを示す「△」の印が打球方向に記載されますが、このような記載はほとんど例がなく、ランニングホームランであると考えられます。



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