2010年5月26日水曜日

12年春 阪急vs金鯱 3回戦

5月13日(木)上井草


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 2 0 2 0 2 0 7 阪急 12勝9敗 0.571 石田光彦-重松通雄
0 0 0 1 2 0 0 0 1 4 金鯱 8勝13敗 0.381 中山正嘉-鈴木鶴雄


勝利投手 重松通雄 2勝1敗
敗戦投手 鈴木鶴雄 1勝2敗


三塁打 (阪)林


阪急、下位打線がチャンスメイク


 阪急は2回、山下好一が四球で出塁、山田伝の投ゴロはピッチャー中山正嘉がゲッツーを狙ってショート濃人渉に送球、しかしこれを濃人が落球して無死一三塁、宇野錦次の当りはショートライナー、山田が飛び出して今度はゲッツー、チャンスは潰えたかに見えたが続く林信一郎が右中間を破る三塁打で1点を先制。阪急は4回、一死後林が四球、倉本信護左翼線安打、石田光彦の一ゴロでランナー進塁して二死二三塁。ここで西村正夫が中前に弾き返して二者還り3-0とリードを広げる。

 追う金鯱は4回、この回先頭の黒澤俊夫はショートフライ、しかしこれをショート上田藤夫が落球する間に黒澤は二塁を陥れる。三上良夫の遊ゴロで黒澤三進、小林茂太の中前打で1点を返す。更に5回、鈴木鶴雄四球、濃人の送りバントは内野安打となり無死一二塁、安永正四郎四球で無死満塁。小林利蔵の投手横を襲う当りはピッチャー石田光彦が捕ってホームに送球、これがフィルダースチョイスとなり3-2、小林には打点が記録される。更に黒澤押出し四球で3-3の同点。ここで石田から重松通雄に交代、重松は無死満塁からのリリーフとなったが三上良夫を遊ゴロ、瀬井清を三ゴロに仕留めていずれも三塁ランナーを本封、小林茂を中飛に抑えてピンチを切り抜ける。金鯱はここで一気に逆転と行きたかったところであるが追加点はならず。

 阪急は6回、林四球、倉本三遊間安打と4回と同じメンバーでチャンスを作り西村の二ゴロをセカンド安永が大きくはじく間に二者が還り5-3と突き放す。更に8回、又も林が四球で出塁し攻撃の起点となる。倉本の投ゴロでランナーが入れ替わり重松の中前打で一死一三塁、西村投ゴロで二死二三塁、川村徳久が中堅右にタイムリーを放ち6-3、上田の二ゴロはエラーを誘い7-3とリードを広げる。

 好リリーフを見せた重松は下手からのくせ球で5回を2安打2四球2三振に抑えて2勝目をあげる。阪急は、七番林信一郎が1安打4四球で2得点、八番倉本信護が2安打で3得点と、下位打線がチャンスメイクして上位で還すという試合運びで久々の快勝。

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