2010年5月22日土曜日

12年春 大東京vs 金鯱 4回戦

5月9日(日)上井草


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 2 0 0 0 0 0 3 大東京 7勝11敗1分 0.389 大友一明-桜井七之助
0 0 2 0 0 4 1 0 X 7 金鯱   7勝12敗    0.368 鈴木鶴雄-古谷倉之助


勝利投手 古谷倉之助 3勝5敗
敗戦投手 大友一明   2勝4敗


二塁打 (金)安永、小林


煤孫伝、三つのタイムリーエラー


 大東京はこれまでの鬼頭数雄ー坪内道則の一二番コンビを入れ替えて一番坪内二番鬼頭、浅原直人をサードに回して前日代打でクリーンヒットを放った煤孫伝を五番ファーストに起用。
 大東京は初回、坪内道則が中前打で出塁、鬼頭遊撃内野安打で無死一二塁とすると、水谷則一が中前にタイムリーを弾き返して1点を先制。早くも新打線が効を奏す。

 金鯱は3回、鈴木鶴雄が四球、濃人渉左翼線へのヒットで無死一二塁。ここで安永正四郎が左中間を破り二者が還って2-1と逆転。
 大東京は4回、この回先頭の浅原が右翼線安打、続く藤浪光雄が左前打で無死一二塁とすると、ここでダブルスチールを敢行、見事に決まって無死二三塁とする。一死後大友一明が右前に2点タイムリーを放ち3-2と再逆転。金鯱は5回から鈴木鶴雄に代えて古谷倉之助を投入。古谷はその後を無得点に抑える。

 金鯱は6回、黒澤俊夫四球、三上良夫中前打で黒澤は快足を飛ばして三塁へ進み無死一三塁、三上のディレードスチールにキャッチャー藤浪は二塁へ送球、三上挟まれセカンド中村三郎からファースト煤孫に送球、これを煤孫が後逸して黒澤生還し3-3の同点、三上は三塁へ進む。一死後、七番小林茂太が右前にタイムリーを放ち4-3とみたび逆転。相原輝夫投手強襲ヒット、古谷四球で一死満塁、トップに返り濃人渉の当りはファーストゴロ、煤孫捕球してバックホーム、これが大暴投となり三走小林に続き二走相原もホームに還り6-3。金鯱は7回、三上が中前打と盗塁で二死二塁、佐々木常助の当りは遊ゴロ、ショート筒井隆雄からファースト煤孫に送球、これを又も煤孫が落球して三上が還り7-3とする。


 煤孫伝は東北では名の知れた強打者、しかし本日は3つのタイムリーエラーで勝星を金鯱にプレゼント、当時はまだDHは無いので守備力強化がレギュラーへの鍵となる。

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