2014年5月25日日曜日

16年 大洋vs阪急 10回戦


10月5日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 大洋 38勝27敗1分 0.585 野口二郎
0 0 0 0 1 0 0 0 0  1 阪急 40勝25敗1分 0.615 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎 22勝6敗
敗戦投手 野口二郎 20勝9敗

二塁打 (急)日比野、新富
三塁打 (急)山田

勝利打点 フランク山田伝 5


森弘太郎、今季8度目の完封

 大洋はここまで20勝の野口二郎、阪急はここまで21勝の森弘太郎と両エースが先発するが野口は肩に不安、森は肘に故障を抱えている。

 大洋は一番に苅田久徳が入る。苅田の一番セカンドは9月20日の南海戦以来のこと。

 その苅田が第一打席でいきなり中前打、中村信一の二ゴロでランナーが入れ替わり、森田実の遊ゴロで再度ランナーが入れ替わり、石井豊の右前打で二死一二塁とするが野口二郎は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪急は2回、二死後日比野武が右翼線に二塁打、森田定雄が四球を選んで二死一二塁、しかし江口行男は遊ゴロに倒れる。3回は先頭の森が中前打、トップに返り黒田健吾の送りバントは森が二封されて失敗、フランク山田伝の中前打で一死一二塁とするが上田藤夫の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。4回も先頭の新富卯三郎が左中間に二塁打を放つが中島喬、日比野が連続三振、森田定雄が四球を選ぶが江口は右飛に倒れてこの回も無得点。

 阪急は5回、一死後黒田が四球を選んで出塁、山田がカウントワンワンからの3球目をセンター左奥に三塁打、1点を先制する。これが決勝点となった。


 森弘太郎は安定した投球で4安打1四球3三振、今季8度目の完封でエース対決を制し22勝目をあげる。








*森弘太郎は4安打完封で野口二郎に投げ勝つ。
















*森田定雄と江口行男が並ぶ阪急打線。この二人は当ブログが歴史の闇から引きずり出してきた選手ですが、スタメンに並んだのはこの試合が初めてのこととなります。8月11日の名古屋戦でも同時にスタメン出場していますがこの時は森田が六番、江口が八番でした。









 

2014年5月24日土曜日

16年 黒鷲vs名古屋 11回戦


10月5日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 1 2 0 1 0 0 0 0  5 黒鷲     23勝43敗 0.348 金子裕 石原繁三
0 0 0 0 0 0 0 0 1  1 名古屋 30勝36敗 0.455 河村章 村松幸雄 松尾幸造 岡本敏男

勝利投手 石原繁三 3勝7敗
敗戦投手 河村章   13勝8敗

勝利打点 中河美芳 6

ファインプレー賞 (名)服部受弘 1 (黒)中河美芳 11


黒鷲、効率の良い攻めで快勝

 黒鷲は初回、二死後富松信彦がストレートの四球で出塁すると二盗に成功、中河美芳が中前に先制タイムリーを放って1-0、中河は盗塁失敗。

 黒鷲は2回、一死後木下政文が中前打で出塁するとパスボールで二進、清家忠太郎の遊ゴロの間に三進、キャッチャー服部受弘からの三塁牽制球をサード芳賀直一が後逸する間に木下が還って2-0とする。

 黒鷲は3回、先頭の谷義夫が右前打で出塁、トップに返り山田潔の遊ゴロをショート石丸藤吉がエラー、宗宮房之助はストレートの四球で無死満塁、名古屋ベンチはここで先発の河村章から村松幸雄にスイッチ、富松の一ゴロはファースト大沢清からバックホームされて三走谷は本封、中河の二ゴロ併殺崩れの間に三走山田が還って3-0、二死一三塁からダブルスチールを決めて三走宗宮がホームイン、4-0とリードを広げる。

 黒鷲は5回、先頭の谷が左前打で出塁、トップに返り山田は遊飛に倒れるが宗宮の右前打で一死一三塁、富松の中犠飛で5-0、着々と加点する。

 黒鷲先発の金子裕は3回に3四球を出すが無失点で切り抜ける。4回、先頭の大沢に右前打を許すとリリーフの石原繁三に交代、石原が後続を3人で片付ける。

 名古屋は6回、桝嘉一、古川清蔵の連打で無死一二塁とするが大沢は右飛、服部の投ゴロは「1-4-3」と渡ってダブルプレー。7回も一死後芳賀に代わる代打本田親喜、木村進一が連続四球を選ぶが松尾幸造は三振、石丸藤吉は遊ゴロに倒れる。

 名古屋は最終回、先頭の服部が左前打、吉田猪佐喜に代わる代打岩本章の右翼線ヒットで無死一三塁、本田が左前にタイムリーを放って1点を返す。更に木村進一が右前打を放ち4連打で無死満塁、一発出れば同点の場面を迎えるが、岡本敏男に代わる代打三浦敏一は一飛、トップに返り石丸藤吉の三ゴロで三走岩本は本封、最後は桝が二ゴロに倒れて試合終了となった。


 名古屋は終盤、三番手に松尾幸造、四番手に岡本敏男をマウンドに送る小刻みな継投で黒鷲の勢いを止め、最終回あわやという場面まで迫ったが10残塁を記録して敗れ去った。


 一方、黒鷲は5回まで5安打で5得点、結局6安打2残塁の効率の良い攻撃を見せて8安打の名古屋に快勝した。



















 

2014年5月23日金曜日

16年 朝日vs巨人 11回戦


10月4日 (土) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 2 0 1 0 4 朝日 22勝43敗 0.338 野村高義 福士勇
1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 巨人 48勝17敗2分 0.738 広瀬習一

勝利投手 福士勇   17勝20敗
敗戦投手 広瀬習一 3勝1敗

二塁打 (朝)伊勢川、戸川 (巨)川上

勝利打点 戸川信夫 1


伊勢川真澄、戸川信夫連続適時二塁打

 巨人は初回、一死後水原茂が四球を選んで出塁、千葉茂の投ゴロをピッチャー野村高義が二塁に送球するが併殺を焦ったショート五味芳夫が落球、川上哲治は左飛に倒れて二死一二塁、中島治康がレフト線にタイムリーを放って1点を先制する。

 朝日は3回、先頭の野村が右前打で出塁、室脇正信が送って一死二塁、トップに返り坪内道則の左前打で一死一三塁、五味が汚名挽回の中犠飛を打ち上げて1-1の同点に追い付く。

 巨人は4回、一死後楠安夫、平山菊二が連続四球、呉波の右前打で一死満塁、朝日ベンチはここで先発の野村から福士勇にスイッチ、広瀬習一がセンター右にタイムリーを放って2-1と勝ち越す。しかしこの一打で打者走者の広瀬は前のランナーが進んでいないにもかかわらず一塁をオーバーランして「8-1-3」と送球されて憤死、続く白石敏男は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 朝日は6回、二死後岩田次男が四球を選んで出塁、伊勢川真澄が左中間に同点二塁打を放って2-2、戸川信夫が右翼線に逆転二塁打を放って3-2とリードする。

 朝日は8回、一死後五味が四球を選んで出塁、岩田の左前打で一死一二塁、伊勢川は中飛に倒れるが、戸川信夫が右前にタイムリーを放って4-2と突き放す。

 朝日二番手の福士勇は8回、一死後川上に左翼線二塁打を許し、中島を歩かせて一死一二塁、楠を一邪飛に打ち取り二死一二塁、平山の一打はスコアカードには「1.4-6B」と記録されているので、ピッチャー福士を襲った痛烈な当たりを福士がグラブに当て、バックアップしたセカンド戸川信夫が二塁ベースカバーのショート五味に送球して一走中島を封殺したようだ。9回も先頭の呉に四球を与え、広瀬の遊ゴロでランナーが入れ替わりトップに返って白石に左前打を浴び一死一二塁、しかし水原の遊ゴロで一走白石を二封、最後は千葉をセカンドフライに打ち取り17勝目をあげる。


 この日の4試合は後楽園では黒鷲が大洋を、名古屋が阪急を破り、中百舌では南海が阪神を、朝日が巨人を破り、全試合で下位チームが上位チームを破ったのである。翌日の読売新聞の見出しは「東西で番狂わせ」。


 広瀬習一はプロ入り初の敗戦投手となった。直節的原因は伊勢川真澄、戸川信夫に連続二塁打を浴びて逆転され、戸川には追撃のタイムリーも許したことにあるが、6回と8回の失点は共に得点を許した走者を四球で歩かせているのである。当ブログは、ここに広瀬の敗因を求める。また、上田龍著「戦火に消えた幻のエース 巨人軍・広瀬習一の生涯」によると、広瀬のボールは「小さな腕の振りから、リストの強さを生かしたスナップスローで、スライダーやシュート、シンカーを投げ分けていた」、「投げる球はほとんど変化する」ということであるが、翌日の読売新聞によると「伊勢川、戸川(信)が何れも広瀬の直球を狙って長打を連らね」、「直球を狙われた巨人バッテリーの若さ・・・」とのことで、この日の広瀬のボールは変化していなかったようだ。

 更に、4回に一時はリードを奪うタイムリーをセンター右に放った広瀬は一塁をオーバランしてアウトとなり、追撃のチャンスを自ら潰している。「戦火に消えた幻のエース」によると広瀬は陸上短距離走でも名を成した可能性がある程の健脚を誇り、一説によると「暁の超特急」と云われた吉岡隆徳に指導を受けたそうである。このオーバーランは自らの脚を過信したのであろうか。矢張りこの試合は広瀬の若さが露呈されたと評価するべきでしょう。


 なお、読売新聞に「戸川(信)」と表記されているのは、この時点では朝日に戸川信夫と戸川須賀男が在籍しているためです。







*4回、センター右にタイムリーを放った広瀬習一は前にランナーが詰まっているにもかかわらずオーバーランして「8-1-3」で刺された。














 

16年 南海vs阪神 10回戦


10月4日 (土) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 1 0 0 0 0 2 南海 29勝35敗 0.453 神田武夫
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪神 30勝34敗 0.469 藤村隆男 三輪八郎

勝利投手 神田武夫 19勝11敗
敗戦投手 藤村隆男   8勝9敗

勝利打点 神田武夫 2


神田武夫、投打に奮闘

 南海は地元中百舌鳥球場での開催とあってエース神田武夫が三連投のマウンドに上がる。

 南海は2回、一死後木村勉が中前打、岡村俊昭が左前打で続き、前田貞行が四球を選んで一死満塁、このチャンスに神田武夫が右前にタイムリーを放って1点を先制する。

 阪神は3回、先頭の藤村隆男が左前打で出塁、皆川定之が送って一死二塁、トップに返り宮崎剛は三塁線にヒット、二走藤村は動けず一死一二塁、森国五郎が二遊間に内野安打して一死満塁、しかし三番・カイザー田中義雄は浅い中飛、四番・松下繁二は三ゴロに倒れて同点機を逸す。

 南海は5回、先頭の岩本義行が中前打、村上一治が右前打を放って無死一三塁、阪神ベンチは先発の藤村から三輪八郎にスイッチ、木村は三振に倒れるが岡村は四球で一死満塁、前田が押出し四球を選んで2-0とする。

 阪神は6回、先頭の田中が左前打で出塁、松下は遊飛に倒れるが松木謙治郎は四球、上田正の左前打で一死満塁、村瀬一三に代わる代打土井垣武の中犠飛で1-2と詰め寄る。


 神田武夫は7回以降の阪神の反撃を抑え、7安打2四球2三振の完投で19勝目をあげる。神田はこれで4連勝、2試合連続完封に続く3試合連続完投勝利でハーラートップの森弘太郎に2勝差、二位の野口二郎に1勝差に迫ってきた。森が肘に故障、野口が肩に不安を抱えているだけに、ハーラー争いは混沌としてきた。


 決勝打を放って勝利打点も記録した神田の活躍で南海は3連勝、阪神に1ゲーム差に迫る。9月28日、10月2日、そして地元中百舌鳥球場での本日と、南海の3連勝は全て神田武夫の完投勝利である。神田が完全にエースに脱皮したのがこの3連勝であるが、同時に神田の体を蝕んでいったのである。





*神田武夫は3試合連続完投で19勝目をあげる。








*神田武夫は打っても4打数2安打で勝利打点を記録した。






 

2014年5月22日木曜日

16年 阪急vs大洋 9回戦


9月28日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 39勝23敗1分 0.629 浅野勝三郎 橋本正吾
2 2 0 0 0 0 0 0 X 4 大洋 38勝24敗1分 0.613 野口二郎

勝利投手 野口二郎   20勝7敗
敗戦投手 浅野勝三郎 2勝6敗

二塁打 (急)森田
三塁打 (大)野口

勝利打点 野口二郎 5


野口二郎20勝!

 翌日の読売新聞によると森弘太郎が肘を痛めて投げられないということで阪急は浅野勝三郎が先発する。

 大洋は初回、先頭の中村信一が四球を選んで出塁、濃人渉がレフト線にヒット、森田実の捕前送りバントをキャチャー日比野武が一塁に悪送球、犠打エラーが記録されて無死満塁、野口二郎が先制の中犠飛を打ち上げて1-0、石井豊の遊ゴロで森田が二封されて二死一三塁、石井がスタートを切って二盗に成功、キャッチャー日比野はこの時三走濃人のリードを見て三塁に送球するがこれが悪送球となる間に濃人が還って2-0とする。浅野には自責点1が記録された。中村の三塁進塁は森田の犠打によるもので日比野の1個目のエラーは自責点には影響していない。

 大洋は2回、一死後佐藤武夫が四球で出塁、織辺由三の中前打で無死一二塁、トップに返り中村の右前打で一死満塁、濃人の中犠飛で3-0、森田の右前タイムリーで4-0と突き放す。

 大洋先発の野口二郎は序盤のリードを背景に快調なピッチングを続け、3安打2四球3三振で今季9度目の完封、20勝目をあげる。野口は肘を痛めたハーラートップの森弘太郎に1勝差に迫ったが、野口二郎も肩に不安を抱えているだけにまだ最多勝のタイトル争いは予断を許さない。


 大洋は2本の犠飛で序盤にリードを奪い野口の好投で逃げ切った。試合巧者らしいゲーム運びであった。


 当ブログではスコアカードから「犠牲フライ」であると読み取れるケースは犠飛としてお伝えしていますが、公式式記録では今季から「犠牲フライ」は記録されていませんのでご注意ください。ルール改正があった訳ではなく、当ブログは、軍部の顔色をうかがいながら生き残りを図る聯盟の苦肉の策が真相ではないかと睨んでいます。軍部の見解は、外野フライで走者が進塁するのは当然のことで、打数から除外することは敢闘精神に反するという解釈であったと推測されます。


 Wikipediaによると「日本プロ野球では、1942年に軍部命令で犠牲フライが打数にカウントされるように規則が改正され、戦後1953年までこの状態が続いた。」とのことです。昭和16年シーズン終了後、正式にルール改正が行われた可能性がありますが、昭和16年からは既に犠牲フライは記録されていません。犠牲フライは昭和14年シーズン途中から公式記録となりましたが、昭和16年~28年まで公式記録から姿を消すこととなります。当ブログでは、昭和12年以降全ての「犠牲フライ」を犠飛としてお伝えしており、この方針は昭和24年まで継続する予定ですのでご注意ください。







*野口二郎は今季9度目の完封で20勝目をあげる。













 

チョンボと訂正のお知らせ



 9月28日に甲子園球場で行われた第二試合「阪急vs大洋9回戦」のアップが抜けていました。改めて実況中継させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。また、この試合で野口二郎が2試合連続完封を記録しましたが、週間MVPの選定作業に反映されていませんでした。改めて選考作業を行った結果、第13節投手部門週間MVPに野口二郎を加えることに決定しましたので訂正させていただきます。


 なお、10月2日の「阪急vs南海10回戦」における神田武夫のピッチングに関する解説も変更しておりますのでご確認ください。




 

2014年5月20日火曜日

16年 名古屋vs阪急 9回戦


10月4日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 1 0 0 3 名古屋 30勝35敗 0.462 西沢道夫 森井茂
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪急     39勝25敗1分 0.609 江田孝 笠松実

勝利投手 森井茂 4勝4敗
敗戦投手 笠松実 9勝9敗

二塁打 (名)古川 (急)森田
三塁打 (急)新富
本塁打 (急)黒田健吾 3号

勝利打点 桝嘉一 3

ファインプレー賞 (急)上田藤夫 2、西村正夫 3


森井茂、変幻自在

 名古屋は初回、一死後桝嘉一が四球を選んで出塁、古川清蔵もストレートの四球で一死一二塁、大沢清の二ゴロをセカンド伊東甚吉は二塁ベースを踏んで一塁に転送するがこれが悪送球となる間に二走桝がホームに還り1点を先制する。

 阪急は1回裏、先頭の黒田健吾がレフトスタンドに同点ホームランを叩き込んで1-1、フランク山田伝は遊ゴロに倒れるが上田藤夫の遊ゴロをショート石丸藤吉がエラー、上田が二盗に失敗して二死無走者、ここで新富卯三郎が左中間を深々と破り三塁に向かい、レフト古川からの返球を中継したショート石丸藤吉の三塁送球が悪送球となる間に新富が一気にホームに還り2-1と逆転、記録は三塁打とエラーであった。

 阪急は2回、先頭の森田定雄が右中間に二塁打、名古屋ベンチはここで先発の西沢道夫から森井茂にスイッチ、伊東と江田孝は森井のスローカーブにタイミングが合わず連続三振、トップに返り黒田も二ゴロに倒れて無得点。ここが功名が辻であった。

 名古屋は3回、一死後石丸藤吉がストレートの四球を選んで出塁、桝も四球で一死一二塁、古川がレフト線に二塁打を放って2-2の同点に追い付く。阪急ベンチは先発の江田孝を下げて笠松実をリリーフに投入、笠松が後続を抑える。

 名古屋は7回、先頭の石丸進一がストレートの四球を選んで出塁、代走に木村進一を起用、トップに返り石丸藤吉は左飛に倒れ、桝の打席でワイルドピッチにより二走木村は三進、桝が左前に殊勲の決勝タイムリーを放って3-2と勝ち越す。


 2回からリリーフのマウンドに上がった森井茂は8イニングを2安打4四球無失点、6三振を奪う快投で4勝目をあげる。翌日の読売新聞は「救援に立った森井の緩急巧妙の使い分けとスロー、アウドロの的中」と伝えている。


 決勝打を放って勝利打点を記録した桝嘉一は3四球を選ぶ活躍、森井茂は2回からのロングリリーフで快投を見せた。投打のベテラン二人の健闘により名古屋は3連勝、借金を5に減らしてきた。