0 0 0 0 0 3 1 0 3 7 巨人 44勝27敗1分 0.620 中尾輝三 近藤貞雄
1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 阪急 41勝38敗 0.519 野口二郎 今西錬太郎
勝利投手 中尾輝三 9勝6敗
敗戦投手 野口二郎 9勝10敗
セーブ 近藤貞雄 2
二塁打 (急)野口明、坂井
本塁打 (巨)川上哲治 5号
勝利打点 なし
猛打賞 (急)山田伝 9
近藤が好リリーフ、川上が試合を決するスリーラン
西宮の第1試合は中尾輝三と野口二郎の先発で後楽園と同時刻の午後1時5分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
巨人は怪我のため2日の中部戦を欠場した川上が復帰。
阪急は初回、先頭の山田伝が一塁に内野安打、上田の三ゴロの間に山田は二進、青田の左前タイムリーで1点を先制する。
阪急は3回裏、一死後山田伝が四球から二盗に成功、上田の三ゴロをサード山川が一塁に悪送球して一死一三塁、青田は捕邪飛に倒れて二死一三塁、野口二郎の二遊間へのゴロが内野安打、三走山田は動けず二死満塁、ここで三走山田が何かを仕掛けるが、中尾輝三が三塁に送球、山川からキャッチャー多田に送球されてタッチアウト。
巨人は6回表、先頭の山川が中前打、続く千葉も三塁に内野安打で無死一二塁、キャッチャー坂田清春の二塁けん制悪送球で無死二三塁、川上の左犠飛で1-1の同点、黒沢の投ゴロに二走千葉が飛び出しており、三塁に向かうが野口二郎の三塁送球にタッチアウト、この間に打者走者の黒沢は二塁に進み、中島は四球を選んで二死一二塁、多田の三ゴロでサード坂井豊司はゲッツーを狙って二塁に送球するが悪送球となる間に二走黒沢が生還して2-1と逆転、一走中島は三塁に、打者走者の多田は二塁に進んで二死二三塁、呉新亨の左前タイムリーで3-1、二走多田も三塁ベースを蹴ってホームに突っ込むがレフト青田からの好返球にタッチアウト。
阪急は6回裏、一死後野口明がライトに二塁打、パスボールで野口明は三進、坂井の中越えタイムリー二塁打で2-3と1点差に追い上げる。巨人ベンチはここで先発の中尾からリリーフ近藤貞雄にスイッチ、近藤は坂田を二ゴロ、大平茂を三振に打ち取る。
阪急は7回から野口二郎をライトに回して今西錬太郎をリリーフのマウンドに送る。
巨人は7回表、先頭の近藤の当りは遊ゴロ、これをショート上田がエラー、トップに返り山田潔は四球、山川が送りバントを決めて一死二三塁、千葉の遊ゴロの間に近藤が還ってすかさず4-2と突き放す。
巨人は9回表、一死後山田潔が中前打、山川の二ゴロの間に山田は二進、千葉の遊ゴロを又も上田がエラーして二死一三塁、ここで川上が試合を決するスリーランをライトスタンドに叩き込んで7-2として巨人が快勝。
勝利投手は先発して5回3分の2を投げた中尾輝三で9勝目、最多勝を狙う近藤貞雄は好リリーフでセーブを記録した。
野口二郎と今西錬太郎は共に自責点ゼロ。今西は川上に本塁打を打たれたが、二死後の上田のエラーの後に打たれたもので自責点とはならない。
この試合の結果、巨人はタ軍に1ゲーム差、グ軍に半ゲーム差と迫った。第20節は西宮に上位4チームが集結しており、第2試合にはグ軍vsタ軍の首位攻防戦が予定されている。
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